『ウィ・オール・フォール・ダウン』
原題：
製作年2016年。上映時間80分。
大人たちが皆、ゾンビ化した終末世界。
安住の地を求めて彷徨う兄と口がきけない弟に、 "平原の魔女”の集団が襲いかかる。
荒廃した世界での壮絶な戦いを描くサバイバル・アドベンチャー・ホラー。
出演は、カーディフ・ゲルハルト、コナー・ジェームズ・ムーア、アシュリー・サントス、カリー・テリナエ他。
人との関わりを避け、 言葉を発しない幼い弟と二人で旅を続ける兄ちゃん。
大人たちはすべてゾンビと化し、彼らからも身を 守らなければならない。
そんな二人に、道中出会った者たち から誘いがあるものの、青年は過去に少女を救えなかったトラウマから頑なに拒否。
だが、謎の集団に弟は連れ去られてしまう。
青年が弟を探し行き着いたのは。。。
大人たちが⭕⭕な世界ってドラマになくなはいかな。
すべての大人たちが人間を食らうモンスター『グーリーズ』となってしまった終末世界
Netflixオリジナルドラマ『デイブレイク ～世界が終わったその先で～』や、
突然大人が消えた街、高校生らは元の世界に戻るために奮闘するNetflixドラマ『ザ・ソサエティ』
などなど、PLUS ALPHAにゾンビを噛ます。
アイデアは悪くない。
また、演技が下手なのは確かやけとま、下手なものはゾンビだけに腐るほど見てきたが、これはそれだけでないし、子役たちには罪はない。
実際、先に書いたようにアイデアは、子供たちだけが『ゾンビ化』してへんちゅうのは面白いし、興味が沸く。
しかし、今作品のガキどもの行動は異常で大げさであるべき所を、どちらかちゅうと、普通。
いや、役者が普通に演じすぎている。
問題は、ストーリーにあったんかな。
ゾンビはいらんやんってゾンビは前半にちょこっと出演のみ。
いっそのこと『蝿の王』(1990)見たいな背景で、『仲良い兄弟が無人島に漂流したらガキしかいなかった件』でエエやないの。
今作品では、先に挙げた前提条件から始まっているが、その前提条件は掘り下げられていないだけでなく、プロットにすら関連していない。
そして、その80分間を、これまた関係のない細部に集中させとる。
兄ちゃん役は男前やし、弟くんはかわいらしいし見てて微笑ましいし、キャラは悪くなかった。
もっと巧みな脚本やったら、彼らはもっと輝けたはず残念。
今作品は、アイデアはそれなりに新鮮やったけど、プロットがそれを生かしきれていなかった。俳優陣の演技はメチャクチャ悪いってこともなかった。
ただ、役柄が進化するきっかけを与えてない脚本家がワリ～な！
これが『ウォーキング・デッド』の1話目やったら、必死こいて続編待つ程にはまってないやろぅなぁ。
『ウォーキング・デッド』スピンオフのガキどもが活躍？する『ワールドビヨンド』とええ勝負かな。
