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ウエスト・サイド物語のろのレビュー・感想・評価

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)
4.4

海外ドラマGleeが大好きで、高校時代によく観たものです。
その中で「ウエストサイド物語」の曲が登場。
名曲"Tonight"や"America"がカッコよすぎて、「わ~~~!」って目がハートになりながら観てました(笑)

でも本家を観たのは今回が初めて!
主役のナタリーウッドとリチャードベイマーもいいけれど・・・
やっぱり、ジョージチャキリス!!!
「ロシュフォールの恋人たち」で彼のダンスに一目ぼれして以来、ずっと観たかったんですよね~!あのステップの踏み方、リズムの取り方!もう、サイコウにカッコいい!!!


今作はちょっとラテンな感じの曲調とダンスなので、とても華やか!
スピード感のあるカメラワークに、色とりどりの衣装!
いつも観るアステアさんのクラシカルなミュージカルとは一味違う!
かなり新鮮でたのしかったな~♡

特にマリアとトニーが出会うダンスパーティの場面。
マリアの兄ベルナルド(ジョージチャキリス)率いるシャーク団と、ジェット団、それぞれのダンス。
シャーク団はタンゴっぽい振付、ジェット団はアクロバティックなバク宙なんかを組み込んだダンス♪二組を同じ画面に映したカットがあるのですが、もう素晴らしくステキで、「どっち観たらいいの~~~!」って迷っちゃった(笑)

さらに、後半。
シャーク団、ジェット団、双方のリーダーが殺されてしまう。
そんな状況の中、駐車場で歌う"Cool"がもうめちゃくちゃかっこいい。指パッチンからのワイルドな集団ダンスにメロメロです♡笑
余談ですが、この場面観てたらマイケルの"BAD"が頭をよぎって、
映画終わってからMVみました(笑)


今作は現代版「ロミオとジュリエット」と言われていますよね!
二人で駆け落ちするために、仮死状態になって棺桶に入るっていう発想がユニークすぎて、読むたびにニヤニヤしちゃうんですが(笑)今作は原作とは異なるすれ違い&ラストが描かれていました。現代はやっぱり”女は強し!”の時代なんだなぁと思ったり・・・。

ラスト、しんみりと帰っていくシャーク団とジェット団のメンバー。その寂しそうな後ろ姿も、ダンスの振付のように美しく印象的でした。
ろ