ひゅうどんこ

夢の中でのひゅうどんこのレビュー・感想・評価

夢の中で(2021年製作の映画)
3.8
芬🇫🇮国原題 :『Uni』(直訳で眠るの意)


フィンランド出身の映像作家、ピート・リスキの短編。
『夢の中で』 | HOPPY HAPPY SHORT FILMS | HOPPY HAPPY THEATER
https://hoppy-happy-theater.com/shortfilms/806/ (14:37)

Biography | Pete Riski
https://peteriski.com/about/biography/
(※画面上部の「ARCHIVES」開くと、1時間やそこら見続けてしまうのでご用心)

手掛けたCMが大バズりして次々に仕事が舞い込んでくるようになったらしいんだけど、そりゃあ他にやることもなく、ちっちゃな頃からひたすら映画ばかりを観るしかない環境で育ったら、そりゃ映像の魔術師にもなるわ。
Vimeoで EXTRA "The Story of Sarah & Juan"
https://vimeo.com/141924796 (1:59)
当のバズった動画は現在削除されてて、こちらはその後本人が別媒体であげたもの。

ワタシゃこっちが好きだけどね。
  ↓
Wrigley's | For Father | For Daughter | Pete Riski
https://youtu.be/I9PZfwP2KSU (1:02)


 本作は、父親目線で娘への愛を描いている。
最近どんな映画を観ても大粒の涙を流すことが多くなったのだけど、この映画では終盤にツーっと一筋だけ涙が頬を伝った。

それは決して感動が少なかったからじゃない。
そういう生理現象を起こしてしまう仕様なのだ。

全てが飲み込めた時、自分に置き換えて観ていた世のお父さんお母さんがふと我に返ると、あなたの頬にも一筋の涙跡が残っていると思う。


 耳まですっぽりのニット帽、褪せたピンクのパーカーにピンクのダウン、紫のリュックでひょこひょこ歩く姿、、完全に同じ頃合いのうちの娘じゃんか!そんなん反則やで。

 親が思うのと同じくらい、いやそれよりもっと子は見てます。
だって自分がそうだったよね?
これ以上は書けない、ネタバレ踏んでしまう。


 ーRuuー様、またひとつ素晴らしい作品に出逢うことが出来ました。
Mark!して下さったことに感謝します!