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カラオケ行こ!のwoosのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
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グランドシネマサンシャイン池袋にて鑑賞。
2024年新作劇場鑑賞5作目。
客席は8割くらい。
テーマ「成長期」

[全体として]
原作は未読。
お話的には、カラオケ好きの組長が毎年開くカラオケ大会でビリになると、絵の才能うんこの組長から刺青を入れられてしまう罰ゲームがあるヤクザ組織に所属している成田狂児は、ある中学の合唱コンクールで目にした強豪合唱部に所属する部長、岡聡実に歌唱指導を依頼するためカラオケに誘うのだが。みたいな話。
当たり前だが、リアリティラインはめちゃ低いので、概念としてのヤクザとして観た方がいいと思う。利益供与とかになりそうだし。

[良かったところ]
基本的には割と誰でも楽しく観られる作品になっていると思う。
変声期に入ってソプラノパートがだんだん歌えなくなっている聡実の葛藤や、自分自身に対するもどかしさがすごく伝わってくる内容だった。「年下のメンターを持った狂児という大人」というのが基本線だが、私生活ではやはり大人である狂児が聡美のメンターになるという逆転現象も起きているのでさまざまな見方ができる映画なんだと思う。
顧問の先生や副部長など基本的にはいい人ばかりが出てくる映画なので、何となくほっこりできる。

[気になったところ]
暴力の表現がマイルドな分、緊張と緩和が大きくなりにくく「コメディ」という部分に関しては物足りない印象だった。
あと、ちゃんと説明してあげればいいのに何で言わないんだろう?と思う箇所はあった。

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それにしても齋藤潤くんは美少年ですなぁ。
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