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梟ーフクロウーのwoosのレビュー・感想・評価

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)
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シネ・リーブル池袋にて字幕版を鑑賞。
2024年新作劇場鑑賞12作目。
客席は7割くらい。
テーマ「視点」

[全体として]
今年はなぜかシネ・リーブル池袋さんにお世話になることが多い。
ちなみに備忘録的におすすめ座席はスクリーンがそんなに大きくないことと見上げるようなポジションになって前の人の頭が干渉しにくくなるので、前目のD~Fくらいの列で観るのがおすすめ。
お話的には、清国との戦争にクソ味噌にやられた朝鮮は人質として世子(皇太子的な感じ)がとらわれていた。久しぶりに里帰りを果たしたが、何やら父親である国王とは意見が合わない。時を同じくして王朝の医局に登用された盲目の鍼医ギョンスは、世子の治療に同行するが、容体が急変しまるで毒殺されたかのような死に方をした。嫌疑がかかる中どのようにこの事件を解決するのか?みたいな話。
『仁祖実録』という書物に書かれた17世紀朝鮮王朝のある事件の話が元になっているサスペンス/ミステリー。

[良かったところ]
単純にエンタメとしてのクォリティが高いので、めちゃめちゃ楽しめる映画だと思う。
また、主人公ギョンスの「ある個性」がこの映画最大の見せ場で、その特徴のおかげで物語がドライブし次から次へと訪れるピンチが最後までテンションを持続させていて、一気に観ることができる。
結構前半丁寧にこの主人公の特徴に関して、示唆する描写があるので2回観ても楽しめるんじゃないかと思う。

[気になったところ]
コメディの箇所が面白いだけに後半ずっとシリアスなので、なんとなくあの部分が浮いて見える感じがする。

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韓国本国ではかなりヒットしたようで、それも頷ける面白さでした。
おすすめです。
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