シネ・リーブル池袋にて字幕版を鑑賞。
2024年新作劇場鑑賞8作目。
客席は8割くらい。
テーマ「蟻の穴から堤も崩れる」
［全体として］
日本でも新NISAが始まり、当たり前に資産形成の一つとして投資を考えることが多くなった今タイムリーな映画だったと思う。誰も真似できないだろうけど。。
お話的には、ゲームストップという会社の株を空売りして儲けていたヘッジファンドと、個人でYoutubeやSNSを駆使しフォロワーみんなででゲームストップの株を買いまくってヘッジファンドを倒そうと呼びかけ扇動する感じのはなし。
なめてたヲタクがとんでもない大衆扇動家だったといったジャンルだろうか。
アメリカで実際に起こった「ゲームストップ事件」が下敷きになっている。
［良かったところ］
とにかく情報量が多いが、ギリギリ話を追える作りにはなっていたと思う。
何気にドラマの部分が結構面白くて、ギリギリで生きている人が多いアメリカでなんとか這いつくばって生きている人が、人生を賭けて金持ちに反抗していく姿が胸を打つ作品だった。
主人公の家族が普通で素朴な家庭だが、コロナ禍によってショッキングな災難が降りかかり、それでも信念を持ってひとつのことを貫き通していく様は爽快だった。
［気になったところ］
映画『マネー・ショート』を観るまで、空売りなんて言葉を知らなかったが、観ていたおかげでちょっとは理解がしやすかったように思うが、全く株式投資の知識がないと置いていかれる可能性はあると思う。
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立ち上がる力をくれる映画だと思います。
