タッくん弐

GOのタッくん弐のレビュー・感想・評価

GO(2001年製作の映画)
4.1
その昔、窪塚洋介氏が本当に美しかった事を今の若者はご存知か

冒頭のスーパーグレートチキンレースに対し反体制の精神を学び「GOごっこ」と評し、或る種の度胸を計る試みを多く繰り返してきました

しかし所詮は小さい存在、選ぶ内容も矮小なものばかりで結局は社会の枠組みから抜け出せない器の底浅さを身を持って知る

果たしてその狭い選択肢の中でどれだけ愉快にもがけるか

それこそ我が青春のテーマ、永遠の命題

半端者でも磨きのかかった漢を目指して日々妄想して居ります

劇中、窪塚洋介氏は在日朝鮮人の役柄、我が国においては毎度立場的に難しい演技が要求されますがそこは日本アカデミー最優秀賞受賞

2001年と云う時代であったことを踏まえ、前年にシドニー五輪、翌2002年にはサッカーW杯と時代背景も今作同様にブロックバスター的役割を担う頃合い

ものの見事に世の中の注目や興味の波に乗った次第で、またこの時期は無茶・無謀だと評されても破天荒にROCKET-DIVE出来た季節

因みに小生も当時は捨て身で居るのが若者の特権と嗚呼勘違い

常々ゴミ箱に往年のPRIDE、ミルコ戦の藤田選手よろしく低空タックルをかまし、閃光の膝蹴りにて流血だらだら返り討ち気分で如何に女子の気をひけるか挑戦の日々を

強くなどなれず自ら虫ケラを称し、ゴミ以下否さ、屑同等の存在だと周囲に強気で自嘲して居りました

思えば人への迷惑を省みず電車内に於いても「NYの電車みたいにしようぜ!」等とまるでポップアーティスト気取りの馬鹿な発言も含め、痛く自責の念

しかし一方では「カスと違って火が点きゃ燃える、そんなら俺はクズでいいぜ」と、どこのゾッキー憧れ坊やだお前は恥ずかしい輩だね80年代マッチか貴様と最早今となっては取り返せない恐ろしい信念の在り様ですが

今後も公共のマナーはしっかり守り、ルールとお年寄りを大切にしようと思います

ときめきが消せやしない
いま、あなたに伝えたい
タッくん弐

タッくん弐