またこれエライもんぶっ込んできましたな。
空に浮かぶユートピアの移動物体パラダトピア。そこでは三人の賢者のもとに、人が「パーフェクト」な人間に成長するために生活している。ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんは洗脳されて人格がなくなっていくとか、どっかでみたような白い服きてるし、オイこれ大丈夫なんか?とききたくなる怪作。子ども相手に何をやろうとしてるんだ脚本の古沢良太。
今回は秘密道具をリサイクルに出してるとかで、おなじみの道具がほとんどでてこない。それゆえか、あまり、どらえもんとそのメンバーが動いてくれない。まあそれが伏線にもなっているのだけど、どうにも全体のお話的にストレスがたまって爽快感がない。
チャレンジしてるテーマやお話に関してはいいところいっぱいある。だけど今回のウリのひとつであり、自分もお目当てで観に行った古沢良太の作品の色合いが強すぎるんじゃないか。
映画はおもしろいことにこしたことはない。でもどらえもん映画は、やっぱりどらえもんがみたいのだ。そこを忘れちゃったかな。