モーガン・フリーマン(もう85歳なんですね☺️)演じる元FBIは、新人のパートナーと一緒に人身売買の事件を追っている。
フランク・グリロは刑務所内で出所間近。他の囚人達に脅され、あるパッケージを姉に頼んであるところに届けなければ命が危ない。

姉(ジュリエット・ビノシュ)はパッケージを受け取りにある場所に向かうが、パッケージとは少女の事で、人身販売のトラブルに巻き込まれてしまう。

特にドキドキするシーンもないので、2時間長く感じた。

人の弱みに寄り添う悪事
人の為とは言いながら悪の道を仕方がなく歩む事になる運転手と裏の組織に利用される幼い少女の人間関係、その人身売買の組織を壊滅する為に捜査官が追跡するサスペンス映画だ。人心は妙な事に例え敵対心を持っていても暫く一緒にいる事で気が緩み情が移る。ましてや幼い少女を利用しようとした悪事を逆に保護したくなる行動になる。人は真から悪心を持ってはいない、だが周りからの誘発に乗ってしまう自分の良心が弱いからなのだ。

トラック野郎になったジュリエット・ビノシュと、すぐFuckを連発する口悪いおじいちゃん捜査官のモーガン・フリーマン。
これだけでも観る価値があると思います。

人身売買されるヤングティーンの子役も笑顔は幼さないのにふと俯くと空虚な目になって役の苦悩を表現できる素晴らしい役者さんでした。

朝日、夕陽といろんな光の中で光るアメリカの原風景も美しかった。