最近の台湾映画も非常に面白い作品も多いが、本作もアイディア自体はかなりの優れ物。
ただ、製作費がかかってないのが丸わかりで、主演のウー・カレンも無表情になりがちな演技で少々物足りない。
終盤のクライマックスの描写が雑なのも残念。
それでも、謎のアプリをスマホにインストールした事で主人公が巻き込まれる様々な陰謀の正体の謎解き部分は、一時期日本でも「ポケモンGO」を大の大人も次々とインストールして夢中で遊んでいた事実を鑑みると、本作で明かされる真相は、生成AIの技術の発展と共に近い将来起こりかねない内容で、これは、是非とも、もっと製作費をかけたハリウッドか韓国でのリメイク版制作を期待したいところ。