スターチャンネル【ＧＷスペシャル！【STAR2】５大企画一挙放送 マストで観るべき本邦初公開韓国映画２】
ってことで放送された５作品のうちの一本です。
まだ再放送あると思うので是非！！！


三谷幸喜「ラジオの時間」・・・w
設定が近しいのみと思います。とはいえやはり連想はしてしまいますがw

どの国でもラジオがスタートした時期は存在するわけで。
そしてどの国でも草創期にはブルドーザーのような逞しい人物がいるんですよねー。逆に言えばそうしたタイプが必要な時期。翻って企業体でもそうですよね。
今作では、心根はタフでもどこか飄々として見えるロイド（リュ・スンボム）と、実際強い意志（？）を持つK（イ・ジョンヒョク）がそれかな。実はKは変な組み合わせとなる反体制グループのリーダー。
シリアスとコメディの境目を綱渡りするような、とても面白い作品でした！！


メインのリュ・スンボムだけでも魅力爆発なのに、イ・ジョンヒョクも彼の味がちょうどいい感じだし、またくせ者のキム・ルェハさんがGOOD！あと忘れちゃいけないオ・ジョンセね！！「エクストリームジョブ」のテッドチャンで「スウィングキッズ」のメインの一人。この方ホント気が利くというか良い位置にいる。
・・この作品はこうした芸達者な役者たちが小気味いいバランスでお芝居を見せてくれています。現場は相当楽しかったんじゃないかと思いますよ！

あとね、この作品で美術を担当しているチョ・グニョンさんは後に監督として「26年」「王の預言書」なんかを作っています。美術さんとしては時代劇から戦時中が多く・・もち現代もやりますが・・時代考証得意なのかしら？

ちなみに妓生役のファン・ボラさんはハジョンウの義理の妹。w


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• #韓国^_^

鑑賞記録。

邦題『ラヂオの時代』（おい、Filmarks）
日本統治時代の韓国で繰り広げられる"ラジオ放送黎明"の初「ラジオドラマ」中の人ドタバタコメディ
1930年代、電波ジャックではなく公式に日本軍に許された京城ラジオ放送が開始され、生歌謡が行われたものの新規リスナー増加が伸び悩み番組プロデューサーが「ラジオドラマ」を閃き作家に発注、効果音演出と次々と新しいことを始める中で日本軍の圧力、独立運動派の思惑が絡んでくる愉快痛快・真性ドタバタ劇

昭和レトロならぬ"モダン"を意識した日本文化と韓服文化が混合した軽妙な清潔感のある「朝鮮（京城）レトロ」

言っちゃいましょう。"陰湿性じゃない"韓国映画好きは当然というか、『国際市場で逢いましょう』好きの方は必ず"好感触"を得られて見れるはずです！

主演のリュ・スンボムさんなんか『生き残るための3つの取引』、『ベルリンファイル』、『新しき世界』と日本でも確実に「コリアノワール」を刻みつけた名作に出演、主演でも韓国版『容疑者X』と確実に名（脇役）俳優の方。
彼の顔立ちの胡散臭さは随所にあるものの（失礼）、一貫して爽やかな紳士キャラであるので最後になにかやらかすのでは？という不安も"ヒーロー"という意味で安心して見れますw

この映画の"華"である最初は"ラジオ放送歌手"みたいな役回りをしていた局員？のファン・ボラさん。彼女は声優の花澤香菜さんにだんだん見えてきてw色白でかなり美人っぽい顔立ちながら（まるで花澤香菜さんが美人かのよう）、プロジャズシンガーの「モダンガール」が放送の仲間に加わるので、どちらかというとサブ（三枚目）ガールにw
顔芸キャラとなって表情が豊かなのでキム・サランさんよりめちゃくちゃ印象的なんですよねw

ただのニュースや伝統歌謡の放送だったものが、「ラジオドラマ」になって音作りなどの"肉付け"で、現在に近いものがまるで"発明"されていく様子は見ていて楽しいものだし、「韓国韓国」でメタ的にイジられる"韓流ドラマのお家芸"恋する男女が実は…（ｷｮｳﾀﾞｲ）の"起源"も実はラジオドラマからなんて！？（真相は不明w）笑えるコメディ要素もしっかり充実しています（笑）

そして何より➕0.1となったのが"エンドクレジットのみんなで歌とダンス"の大円団っぷり！（バックバンドによるものなので主にキャストのダンス）
その幸福度といやぁ、まるで「ボリウッド映画」なので、その演出の起源さえ韓国映画なのか…は冗談でインスピレーションがボリウッドにあるのか？は気になるところですw
それでいながら、個人的には韓国映画の"グローバル化の節目的好例"として何度か挙げている『スウィング・キッズ』が、韓国対日本の韓国映画あるあるな内容ながら"この先にある"というユーモアを感じさせるんですよね。

歴史上の対日本のシビアな関係性を描きながら辛気臭さは一切ない、"日本でも広く知れ渡るべき"間違いのない良作です😉