【ホラーでありブラック・コメディでもありますね。予想とは違う展開でした。】
※今回もかなりネタバレします。
未見の方は読まないことをオススメします。🙇
気になりつつもわざわざレンタルするほどでもない感じだったところ、今回、Amazon Prime Videoで見放題だったのでありがたく観ました。
予告編で観た時、てっきり
「肉屋の愛娘が紹介してくれた彼氏がなんとヴィーガンで、その彼氏にストレス爆発💢」
って映画🎬だと予想していたんですが、全然違いました。
あらすじとしては、
“ヴィンセント&ソフィーは肉屋を経営する夫婦。だが、経営が思わしくないうえ夫婦仲も良くない。しかもある日ヴィーガンの活動家たちに店を荒らされてしまう。😫
災難は続き、
それから数日後、2人が車を運転中にうっかり人を轢き殺してしまう。
ところがその轢き殺した男性はなんと店を襲撃したヴィーガンの活動家のひとりだった。
そこでヴィンセントは死体を消すためにその死体をハムに加工するが、ソフィーはその肉を店頭に出してしまう。
ところがその肉が思いのほか大評判となり、
“イラン豚“🐖って適当な名前をつけて、
ヴィーガンを殺してハムとして売り出す、このやり口で店を繁盛させていくが、…”
みたいな話でした。
この時点で色々とツッコミどころがあるんですが、😅
結末としては「まぁ、そうだよね…。」って感じの、自分にとっては予想通りのラストでした。
ジャンルはホラーと記載されていますが、
ホラーでありブラック・コメディでもありますね。
自分は日本語吹き替えで観たのが良かったです。
高木渉さんと深見梨加さんの声が良くて、主人公夫婦のコメディ感が分かりやすかったです。🗣️
どうでもいいんですけど、
主人公:旦那のヴィンセントがなんか変なハゲ方をしていて、観ながらずっと気になってました。🤨
あと、思った以上にグロかったです。😨
人間の切断面ががっつり見えてました。🔪
そこは確かにホラーでした。
仲良く連続殺人を犯す夫婦が園子温監督の『冷たい熱帯魚』を連想しました。
🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩
【“カニバリズム“と“ヴィーガン“について】
自分にとって“カニバリズム映画“といえば、
『羊たちの沈黙』は面白いですけどその続編、『ハンニバル』は怖くて観てません。😅
それ以外だと(ネタバレになるので名前は伏せますが、)チャールトン・ヘストン主演のあの映画ぐらいでしょう。🟩
『食人族」や『グリーン・インフェルノ』とかは観るのがしんどそうですけど、『生きてこそ/ALIVE』とかなら観たい気もします。
『進撃の巨人』や『注文の多い料理店』は“カニバリズム“なのでしょうか❓
いまいち“カニバリズム“の定義がよく分かりませんが、基本的に自分は苦手です。
そして今作の場合は明らかにギャグなんでしょうが、人肉がそんなに旨いとも思えないですけどね…。😅
特に終盤で、ソフィーが太った子供を殺そうとするのにはゾッとしました。
もう彼女には人間が肉の塊にしか見えなくったんでしょう。30人も殺せばそうなります。😱
片や、
“ヴィーガン“🥗って言葉の定義もよく分からなかったので今回調べたんですが、
日本語だと“完全菜食主義者“と言われていて、
「動物由来である食品を食べない」
「動物由来の衣類を身につけない」
「動物から搾取しない」
ってこだわりをもつ人たちのことです。
ただ、基準が人によって違うらしいですね。
自分が肉を食わないのは個人の自由ですけど、
劇中では彼氏が彼女にもヴィーガンを強制してましたから、自分なら耐えられないでしょうね…,😫
ちなみに、
レクター博士を演じたアンソニー・ホプキンスは実生活ではベジタリアン🥗だそうですね。
プロの役者魂です。😅
🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖🐖
【今作をギャグとして受け入れて劇場公開してヒットしたこと自体、フランスのヴィーガンの心の広さを感じました。】
実写版『シティハンター』といい、フランス映画の笑いって日本映画より良きも悪しきも下品ですね…。🇫🇷
ただ、素直な感想としては、
上映時間は短くてテンポもいいし、
夫婦の描写とか意外と丁寧に撮られているのも分かるんですが、
いかんせんグロいのが苦手なので『シティハンター』ほど気楽には楽しめませんでした。
ただそれ以上に、
今作を見終わった後、
・フランスの肉屋さん🥩
・イラン人🇮🇷
・ヴィーガンの人たち🥗
・黒人警官👮🏾♂️
とかから批判が来んかったんかなぁ…❓
ってことがすごく気になりました。
特にフランス🇫🇷のヴィーガンが今作をギャグとして受け入れて劇場公開してヒットしたこと自体がすごいです。
彼らの心の広さを感じました。