氷雨水葵

機動戦士ガンダムSEED FREEDOMの氷雨水葵のレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)
5.0
2024年6本目

ありがとう、すべてのガンダム←違う
(鑑賞後、数時間のため感情渋滞中&ウルトラ主観&語彙力ないかもです)


※※果てしない長文拒否の方はバック推奨※※


⚠️公開から1ヶ月なのでネタバレ表示解除しました


◆あらすじ
C.E.75、激化したコーディネーターとナチュラルの衝突は多くの犠牲を払い終結。

しかし、独立運動にブルーコスモスの侵攻など、戦いの火種はまだくすぶっていた。

そんな折、ラクス(CV:田中理恵)を初代総裁とする世界平和監視機構’’コンパス’’が創設され、MSパイロット、キラ(CV:保志総一朗)たちは各地の戦闘に介入する―――。

◆感想
待ちに待った劇場公開!テレビ放送20年以上を経て、まさか映画館で観れるとは思ってなかったよ。思い入れのある作品なので本当にうれしい(泣)
はじまる前からもう泣きそうで、無事開始3分で泣きました。キラとシンがフリーダムとジャスティスで、アークエンジェルから離陸するタイミングで西川貴教『FREEDOM』が流れてもう涙腺崩壊。『ignited -イグナイテッド-』や『INVOKE -インヴォーク-』と比べるとテンションは上がらなかったけど、やっぱりSEEDは西川貴教一択。玉置成実ばりのユーロビートっぽい曲でもよかったんやで!?

カップルが多いだけに本作のテーマは’’愛‘’と‘’NTR‘’だった??巨大ステラは笑ったし、変態妄想アスランにも笑いが止まらなかったぞお姉さんは。あああシン×ルナマリア尊い・・・声優同士が夫婦なだけに2人のやり取りにニヤッとしてしまう。てか、ルナマリア可愛すぎ!そしてやっぱりシンにはデスティニーがよく似合う。メインカップル、キラ×ラクスも最高で、相変わらずキラはうじうじしているけど、ラクスがとにかく強かった!猛アピールしてくるオルフェにも負けず、心からキラを愛しているのが伝わってきてまた涙。終盤、ストライクフリーダムガンダムとプラウドディフェンダーがドッキングして、エンゲージしてからの演出がもう無理・・・いやそこで『Meteor -ミーティア-』流れるのなしやろ(泣)もうイントロが流れた時点でうおおおおお!!ってなって、そりゃ挿入歌やし期待はしてたけど、タイミングが絶妙すぎてドッキングしてからのシーン全然覚えてない。神曲が神タイミングでもう神なんだが。なんかムウさんとラミアス艦長がキスしてたのは覚えてる。あと、イザークが相変わらずかっこよくて、関さんボイス最高ってことは。てか、イザークもディアッカも搭乗機体変わってなかったよね?デュエルブリッツとバスターだった!?最高っす。あああイザークの母上美人すぎるぅぅ。イザークとの距離感たまんねええええ!!そして、言うまでもないけどライジングフリーダムもイモータルジャスティスもかっこよすぎ!あんなに大きな機体なのに空中戦では軽やかに、地上戦ではMSらしくずっしりとした動きで、細部まで描かれた金属感がたまらなくて、色味も相まって美しさすらある。シンやキラがSEED状態になったときの演出はアニメと少し変わってた。所々にオマージュがたくさんあって、あのシーン!となれるのがとにかく嬉しくいろんなものがこみ上げてくる。

そして、本作では何人か新キャラが登場したわけですが(主にファウンデーションのほう)、下野紘演じるクズ男・・・もといオルフェなかなかよかったと思います。ラクスに手出すな!と心のなかで何度も叫んだ私でしたが、いい意味で最低男なのが高評価(どっちやねん)。田村ゆかり演じるアウラも想像した通りのキャラで、可愛い声とは裏腹のボス感漂う表情が良い。個人的には中村悠一演じるシュラを期待していたのだけど、こうも悪役が似合わないとはwwグラハム・エーカーのイメージが強すぎるわよあなた。まぁ個人的な新キャラ第1位は圧倒的にアルバート・ハインライン。まさか福山潤とは思わなかったし、早口なキャラは潤くんの演技あってこそですね!キラのもとに向かうラクスを全面バックアップしてる姿にきゅんとしました。技術責任者らしく、ミレニアムのすべてを熟知している感じがよくて、どこかメカオタク感もあり、シリアスシーンなのに彼の早口に笑いが止まりませんでした。「我に新兵器あり」のとこめっちゃかっこよかった!!

にしても、アークエンジェルが大破するシーンは悲しかったな・・・なんかみんなが帰ってくるホームって感じがするし、ずっと登場してきただけに辛い。
正直、予告編を観た時点ではキラが闇落ちするかと思ってたので少し安心した。アスランという親友が拳で喝を入れ「ラスクに会いたい」と正直に言えるキラ、本当に大人になったな(泣)なんかファンが観たいと思っていたSEEDが全部詰まってて最高以外の言葉が見つからない。
マスコットキャラたちの可愛さも健在で、トリィとブルー見てるだけで幸せになれそう。ハロたちもいろんな色の子がいて、本編前のサンライズのロゴ、ちゃんとピンクのハロになってたのエモい。時々、関西弁しゃべるの可愛すぎか。

エンディングテーマがSee-Saw『去り際のロマンティクス』なの熱い。SEEDといえばTMRと『あんなに一緒だったのに』なので、ここにきて曲担当してくれるのは本当に感慨深い。やはり石川智晶と梶浦由記は神。こちらも当時のエンディング映像とセットだから、そこまでテンション上がらなかったけどファンの期待に沿う最高の抜擢。
中島美嘉が歌う挿入歌『望郷』もすてきな曲で、感覚ですがかつての『vestige -ヴェスティージ-』のしんみりした雰囲気を思わせる曲でした。(アーティスト違うけど)曲入りのタイミングがいちいち最高やから好き!!玉置成実もオフィシャルサポーターとして抜擢されているし、声優以外でSEEDを彩ってきたのは間違いなく主題歌担当してきた歴代のアーティストたちだよな・・・。

本作の見どころは、人間ドラマはもちろん、大きなスクリーンでMSたちがこれでもかと動くところ。迫力と疾走感、繊細さもあってとにかく観てほしいところです。ファンネル合戦最高っす。あとラミアス艦長の采配っぷり。あとラクスの谷間。

監督を務めた福田己津央氏、脚本担当の両澤千晶氏、そしてガンダムSEEDに携わったすべてのスタッフさん本当にありがとうございました。
オリジナル声優総出演にも涙が止まらないし、とくにメインパイロット3人保志さん、石田さん、鈴村さんお疲れ様でした。ずっとSEEDが好き。


1/31追記
フリーダム(キラ)とラクスがエンゲージしてからのシーン、マイティーストライクフリーダムガンダムが無敵感バリバリでめちゃくちゃかっこよかった。ラクスまでもSEED状態になってキラと一緒に戦ってるのがすごくエモい。ぴちぴちのスーツを身に纏ってるのもよくて、時々お胸が揺れるから…もう…ね。なんかこういうロボットアニメでよく思うけど、せまいコックピットに2人いるって萌えだよな。ムウさんとラミアスさんが一緒にいるシーンも好きだし。ミーティアをめいっぱい聴きながら、MS戦を見れるの熱い!!
ゲルググメナースに搭乗して、ビームライフルで核ミサイル撃ち落とすルナマリアが素敵でした!!ほか、ストライクルージュやアカツキ、ムラサメなどの活躍もあり、キャバリアーアイフリッドやズゴックなどメカたちも出番多かった!

2/6追記
デスティニー見た瞬間のシンの表情かわいい。目が✨✨してて、その後ちょっとわるーーい顔してるのも良き。鈴村さんの声もすごく嬉しそうで、やっぱりシンとデスティニーなんだよな。デュートリオンビーム照射する時に、シンとルナマリアがお互いに名前呼び合うの萌える。

2/9追記
ドルビーシネマで鑑賞!料金が高い…と思いながらでしたが、めちゃくちゃ音良いなぁ!?!足音やMSの修理音、小さめのセリフまで鮮明に聴こえてきて、うおおおってなりました。斜め後ろから聴こえて立体音響みたいな?大音量で流れる主題歌最高か!?一人、心のなかで大歓喜w料金が高い分、感動も興奮もひとしおでした!
イザーク…好きだぁぁ…(唐突)しれっと核動力搭載してるけどデュエルの登場はマジでサプライズだと改めて思った。てか、出番少ないけどディアッカとのドラマがそれなりにあって、それぞれミーティア使うの熱すぎ!!しかも我先にと議長を保護してエターナルに乗り込む判断すこ。軍服からのパイロットスーツ萌え。ジャガンナート中佐を説得するところもよくて、なんかミレニアムを守ったみたいな描き方だったんよな😭やっぱり一番好きなキャラだーーー!!
毎回思うけどズゴック大活躍回だよな今作。誰が予想できただろうか。しかも無駄に(失礼)かっこよくてBGMが颯爽たるシャアっぽくて笑っちゃう。ズゴック→ジャスティス→アスランの順でメカメカしいマトリョーシカだった!

2/16追記
主題歌『FREEDOM』ってスルメみたいだよなと感じた今日この頃。というのも、1回目の時は「インヴォークとイグナイテッドが至高」と思っていたけれど、鑑賞回数を重ねるたび、FIRST TAKEやPVを観るたび「テレビシリーズの主題歌だったか?」と錯覚するほど味がする曲だなぁと。Sの文字が光るタイトルロゴに曲がどハマりしていて、もはやこの曲こそSEEDだよなと思わせてくれる西川貴教&小室哲哉に頭が上がらない。
『去り際のロマンティクス』も同じで、まだ本編が流れているときに曲入りする感じはかつての『あんなに一緒だったのに』『Life gose on』を彷彿とさせる。「あなたに告白します 夕映えのマンティクス」「このもどかしさとこれから二人で生きる」「あなたの使命は愛から導かれる」などの歌詞がささり、こちらも元々はテレビシリーズのEDだった?という感覚になる。まぁ、何が言いたいかっていうと、どちらも最高の曲ってこと。

3/3追記
とてつもなく揺れると話題の4DXをリア友とキメてきたぞ!『亜人』『ゼロの執行人』以来だったのでめちゃくちゃ楽しみにしていたのですが、思った以上の10倍くらい揺れて普段使わない筋肉を使った気がする(もちろん映画は最高やった)。
というのも、戦闘シーンだけでなく、トリィ&ブルーが飛ぶだけで微振動がくるし、扉の開閉やビンタするときまでググッと揺れるから体を休める暇がない…💦オープニングの時点の激しさですべてを悟って、終盤の見どころでは、フリーダム&デスティニー&ジャスティスに対して「これ以上暴れるなぁぁ…」と情けないことを思ったもの(あっさり玉砕したけど)。それくらい、ビームライフル撃つたび、剣で切り合うたび、MSや母艦がぐわんぐわん動くたびに座席がガッタンガッタン揺れるからもう…ね。ワイはこのまま座席から放り出されるのか?と思うくらい2時間ちょいほぼ揺れっぱなしでした。ちょっと面白かったのは、アスキラの殴り合いシーンは気持ちちょっと強めの揺れで、ルナマリアの往復ビンタはすごく優しかった。キラもシンも愛されてるね。
マリューさんが「衝撃に備えて!」って言うたびに私は現実でグッって力込めて耐えてた。アークエンジェルやミレニアム、MSに乗ったらこういうふうにガタガタするのかと謎の妄想を繰り広げて観てました。とくに大気圏突入したり、攻撃受けた瞬間の衝撃みたいなのがリアルでした(いや、あくまで妄想だからリアルって変だけど)。あ、臨場感あるってこと!!
個人的に4DXに物申したいことは、今回のフリーダムに関していえばシートベルトと滑り止め用意してくれってことかな。座席にこの身を任せるにしても、揺れるたびにツルツルと座席を体がずり落ちていくし、中盤以降は左手をカップホルダーに、右手を座席に置いて踏ん張ってました(意味なかったわ)。あと、できれば短足の人でもせめてもの抵抗ができるよう、フットレストの高さを調整できたらいいなぁと思いました(笑)
とはいえ、アトラクション感覚でC.E.の世界観を体感できると思えば些細なことと思ってしまう私がいる。ちなみに、今まで9回泣いてきた私ですが、今回はうるっときた程度で号泣はしなかった!ただ、マイフリになる瞬間はいまだにスンスンします。まぁスクリーンを観るよりも思考と情緒を持っていかれる演出の連続だったから涙出る暇もなかったけどww個人の感覚ですが、今回の4DXの激しさはジェットコースターとマッサージチェアと飛行機が合体したような感じ(伝われ)。
コックピットにいる気分で宇宙(そら)へ旅立ちたい人はぜひ4DXで!!!

3/8追記
11回目にしてふと「ラクスが座ってるとキラから死角になるよね?」と、マイフリの複座見て思った。が、意識リンクできるし、右を向けばキラの愛するラクスがいつでもいるって結論に落ち着いて、終幕後一人「なるほど」と納得してました。


1回目:1/26 ばちこり泣いた
2回目:1/31 泣いた(ドルビーアトモス最高っ!)
3回目:2/2
4回目:2/6
5回目:2/9(ドルビーシネマ最高っ!)
6回目:2/9(通常上映)
7回目:2/16
8回目:2/23
9回目:3/1
10回目:泣かなかったけど全身の筋肉使った気がする(4DX)
11回目:3/8
12回目:3/15
13回目:3/22
14回目:3/29
15回目:4/5
16回目:4/12
17回目:4/19
※2回目以降も4DX以外は毎回泣いてる
氷雨水葵

氷雨水葵