2024年37作目
終末世界の目的はただひとつ…ピッツァだ
◆あらすじ
世界でも有数の騒音都市ニューヨークがその日沈黙した。
音を立てるすべてに襲い掛かる謎のクリーチャーが突如として飛来したのだ。
人々が逃げ惑うなか、猫を抱えて暮らすサミラ(ルピタ・ニョンゴ)も即死度MAXのサバイバルを余儀なくされる―――。
◆感想
映画の日に鑑賞!
最後まで観た感想としては「まあ普通」でした…(苦笑)というのも、全体的に緊迫感が足りなかった印象。モンスター映画&音を立てたら即死というコンセプトのはずが、豪雨のなかでは普通にしゃべるし、雷の音に合わせてドア蹴破るし、過去作に比べると全然緊張感がない。不意に音を立ててしまったときの’’やっちゃった感’’はキャラクターたちから伝わってくるものの、そこまで印象に残っているシーンはなく、しかも100分しかないというあっさりテイスト。上映時間を長くしてほしいわけではないけど、それならもっと鬼気迫るシーンを供給してほしかったところ、と個人的には思います。
てか、ひとつ疑問なのは、あのクリーチャーたちって水苦手なの??『破られた沈黙』では確か水の下から襲い掛かってた気がするけど…それとも泳げないってだけ?私の記憶違いだったらすいません。
あと、反応する音の違いってなんや?自然の音はええのに、人工的な音はNGってことなの??前日譚ならここらへんの設定に言及してほしかったなあ。
本作で注目してほしいところは、やっぱり猫のフロド!!!!!猫好き民大歓喜のシーンが多いので、モンスター映画苦手だよという人もぜひ!!終末世界にほんのひと時の癒しと安らぎをもたらす猫、なんて素晴らしいのだ。飼い主のサミラを捜している姿が健気で、しかも一度も鳴かない。マジでこの子だけでも助かってくれと切に願ってましたwwけど、やや利敵行為にも見えるシーンがちらほら。いや、ひたすら可愛いから許せるか。あと、サミラに影響されピッツァが食べたくなる映画でしたね。
正直、これといって見どころはないですが、ジョセフ・クイン演じるエリックが薬局にサミラの薬を取りに行くシーンは結構ドキドキしました。こういうシーンって過去作にもあったけど、なぜか今回のほうが緊迫感があった印象。ビビりキャラだと思ってたけど、サミラやフロドに優しくてめちゃくちゃいい人だった!ピッツァ食べながら手品を披露するシーンは少し泣きそうでした…。
ラストのサミラがかっこよかった!!
個人的には、せっかくのDAY1なのだからもっとクリーチャーにフォーカスしてもいいんじゃね?と思いました。これじゃいつまで経っても終わらんし、次どうすんねんって話。
とはいえ、映画館案件ではあったので履修済の人はぜひ観てほしい!キャラの息使いや足音などが鮮明に聴こえ、爆音の部分も映画館ならではの迫力でした。
未鑑賞の人は、DAY1から始めるクワイエット・プレイス生活をどうぞ!