2024年40作目
これが22年前の設定!?
◆あらすじ
最新の仮想体感型ゲーム''コクーン''の発表会に参加したコナンたち。
しかし、その会場で殺人事件が起き、犯人の手がかりがゲームの中にあると確信したコナンは100年前のロンドンに入り込む。
そして、コナンたちの前に連続殺人鬼・切り裂きジャックが現れる―――。
◆感想
6作目鑑賞!数ある劇場版のなかでもトップ3に入るくらい好き!!!シャーロック・ホームズのオタクではないし、ミステリー小説も読まないけど、舞台が19世紀末のロンドンという設定はきゅんとする。しかも、VRで切り裂きジャック事件を体験できるという、22年前の作品にしてはめちゃくちゃハイテクすぎてびっくりしたwwさらに、AIの意志で日本の二世三世を亡き者にし、すべてをリセットするという、いつか地球のどこかでありそうな設定で、これもまた青山先生すごいなって思いました。今の日本終わってるから、もし実際にこういうことがあっても、別にいいんじゃねって思うけど。むしろリセット万歳\(^o^)/
本作の見どころは、現実と仮想世界で優作とコナンの推理が同時に進行するところ。コナンの推理は言わずもがなって感じやけど、この父親あっての息子だなあと改めて思いました。「さて、我々も犯人を突き止めることに~」ってさらっと言える優作さんマジでかっこよすぎる!てか、JTRを見てロンドンだ!って思いつくコナンくんも普通にすごいが!?あと、ロンドンを舞台にホームズの弟子(仮)となってコナンたちがJTRを追い詰めるところ。裏社会のパトロン的存在・モリアーティ教授とのやりとりも面白く、オペラ座が爆破されるシーンはいつも通りのコナン映画って感じでなぜか安心したわ。
ああ霧の街ロンドン行きたい!!『黒執事』とか『憂国のモリアーティ』とか、それこそハリポタとかで観た街並みを歩きたいぞ!!
てか、諸星少年があまりにもトロール行為すぎて「アホか!お前!」と心のなかで叫んだわ当時。でも、クソガキども!って思ってた4人組が何気に良い活躍しててちょっと見直した。アイリーンを助けるシーンは👍だった。「あたしたちにとってのホームズはあなた」って、哀ちゃんめちゃくちゃいいこと言うやん!!本作の良かったところは、博士の発明品が全部使えないことかな。スピード感はないけど、純粋に推理だけでJTRを追い詰める感じがして、一気に事件解決しないところが高評価。コナンくんが「もうだめだよ父さん」って諦めかけるシーンもあり、コナン映画としては後にも先にもない脚本なのでは?クライマックスにこの構成をもってくるの天才すぎる。
現実世界での推理劇も面白い。犯人はわかっているけど、動機とかシンドラー社長にまつわる衝撃の事実とか、そこらへんが全部解き明かされる流れが好き。本作はやっぱり優作と新一の絆がわかる演出が多いよね。現実に戻ってきたときの父子の対面シーンはもはや名シーン。そこでB'zの曲が流れるのも熱くて、最高の終わり方やと思う!!
AIと対決するという、コナン映画のなかでは異色の作品!