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ウィッシュのTBearのレビュー・感想・評価

ウィッシュ(2023年製作の映画)
4.3
2023年34本目。最速試写会にて

最強の魔法使いマグニフィコに挑むのは、魔法の使えない少女アーシャと、喋る子ヤギと、意思を持った星!?

ロサス王国は、願いを叶える力を持った"願いの管理者"マグニフィコ王が統治している。そんな王国で人々は18歳になったら願いをマグニフィコに捧げ、王に叶えてもらうのを待つ。

アーシャはロサス王国に住む少女。家族のため、マグニフィコ王の従者に志願する。従者になるための面接で初めてマグニフィコ王と対面した時、アーシャはロサス王国の真の姿を知ることに…

やがて、アーシャら仲間と共に皆の願いのために立ち上がる。強大すぎる敵に、アーシャたちはどう立ち向かうのか。

水彩画調で描かれるロサス王国の景色が、『白雪姫』や『バンビ』など大昔のディズニーの名作を想起させるようで、最新作なのにどこか懐かしさを感じられます。

100年の歴史があるからこそ成り立つ、今までディズニーに触れて来た人たちが、どこかで見たことある、懐かしく感じる演出が散りばめられているはず!

良い声で喋る子ヤギのバレンティノもとても可愛いのですが、それ以上に可愛いのが願い星スター!不思議な力を持っているスターは、一切言葉を発さず、表情と動作と、とある道具だけで感情や伝えたいことを表現する。そんなスターが愛らしすぎる!

そして今作のヴィランであるマグニフィコ。ディズニーのこれまでのヴィランを集約したかのような性格や能力。クリス・パインが演じていることで、ハンサムな王という肩書きに説得力が増します。

アーシャの歌はもちろん、マグニフィコの歌も魅力的。アースラやスカーなども歌っていますが、ヴィランが歌う場面って良いですよね。

何回も観れば、新たな気づきがありそう!全国の指定の映画館で座席が願い星スターになっていたりするディズニーシアターが開催されるようなので、そこも行きたい!

バレンティノ、山寺宏一さんの声で聴けばより一層好きになるかも!

ただ、楽曲がほぼ全て気軽に口ずさむには難しい曲が多いのでアナ雪のような社会現象にはならなさそうな気がしました。
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