【一言で言うと】
「山に導かれし“運命(さだめ)”」
[あらすじ]
18世紀後半、東北。 冷害による食糧難に苦しむ村で、人々から蔑まされながらも逞しく生きる少女・凛。 彼女の心の救いは、盗人の女神様が宿ると言われる早池峰山でした。 ある日、凛の父親・伊兵衛が村中を揺るがす事件を起こす．．．。
第35回東京国際映画祭にて鑑賞。
終始鈍重な内容ながらも非常に興味深い映画だった。確かにこういった作品、今ではかなり珍しいかもですね🤔
とにかく序盤から主人公家族の差別がかなり色濃く描かれており、その冷徹な描写に胸が締め付けられる思いだったが、主演である山田杏奈ちゃんの熱演含め、キャスト陣の演技力でその“エグみ”がかなり軽減されていたかと思う。
特に山田杏奈ちゃんの演技力というか、かなり体当たりな演技でメチャクチャ度肝抜かれた。これまでの印象の殻を破り、もはや“演技派女優”としての表現力を体現したあの熱演っぷりには一言では言い表せない程の素晴らしさに溢れていた。
それに山や川など自然を映し取るシーンの美しさにも目を見張るものがありましたし、ストーリーの落とし所としては少しスピリチュアルに頼りきりな所があったが、その説得力含め力強い作品となった事には間違いない。
最後に余談だが、上映終了後のQ&Aで監督と山田杏奈ちゃんの登壇があったが、生で見る山田杏奈ちゃんはマジで可愛かった。席が前に近いというのもあり、間近で見る山田杏奈ちゃんはまさに破壊力の塊。
やっぱりテレビで見るのとは違い、心臓の音が聞こえるくらいドキドキさせられましたね(･･;)．．．
