子供の友達になって欲しい、と開発したアンドロイドのミーガンが暴走殺人する話。
天才的な工学知識を持つ神経質な主人公ジェマが、交通事故で両親をなくしたケイディという少女を引き取るところから物語が始まる。
ファービーみたいなコミュニケーションロボットを大切にするケイディのために、開発中止になるところだったAIロボットをほぼ一夜漬けで完成させるタフなジェマ。
AIロボットのミーガンはケイディの良い友だちになってくれるんだけど、あっという間におかしくなっていく。
ケイディを守る、というプログラムが「ケイディの邪魔になりそうなやつはみな殺しにする」、という歪んだ内容になっていく。
この、ミーガンがイカれていく過程が結構早くて物語はあっという間に不穏な空気になっていくんだけど、最初から邪悪に生まれてきてるんじゃないかと勘ぐるほどあの手この手で怖がらせてくるのは楽しかった。
利益だけを追求する上司が面白ろこっぴどく殺されたり、昔作ったロボで戦ったりと、ホラー映画というよりはかなりエンタメに偏ってて楽しい。
有名なミーガンダンスもあるし、とにかく楽しくハラハラ見れる映画。
まあしかし、結構ゴリゴリのホラーかと思ってたら拍子抜けだった。
グロ描写も無いし、家族みんなで見ても大丈夫な佳作。
