うみんちゅ

オットーという男のうみんちゅのレビュー・感想・評価

オットーという男(2022年製作の映画)
4.0
ホームセンターに来た男、オットー。愛想悪いし、嫌われ者なんやろな。ルールを守られへんやつが相当嫌いみたい。ご近所さんがいっぱいおって、それぞれに対して文句ありそう。猫にすら。会社に来たら、引退を祝われる。それに対しても怒ってまう。電気もガスも電話も止めて何するんや。え、自殺しようとするのか!?前の駐車に苦戦してる車が気になって自殺中止。代わりに駐車しようとしたら、その車に女の子達が乗ってた。めちゃくちゃ駐車上手いんかい。オットーは昔、この家に奥さんのソーニャと住んでたっぽい。駐車に苦戦してたメキシコ人がマリソルとトミーがオットーに優しくしてくれてる。オットーは無愛想やけど、優しさもちゃんとある。また自殺しようとするけど、首吊りの金具とロープが耐えきられへんくて失敗。亡くなった奥さんのお墓に花束を持っていく。愚痴を言いに行くのが習慣なんやろな。寝る時も奥さんのスペース空けてあげてて、ずっと2人なんやな。病気?というか体質で軍にも所属できず、どっか行こうとしてたら向かいのホームで本を落とした女性を追っかけたら、一目惚れしてもうたんか。ソーニャと会って、幸運を招いた。朝から雪かきしてたら、野良猫が犬に悪さしたらしいけど、助けてあげた。ゲートを閉めることに厳しいな。またメキシコ人が来て、ハシゴを貸して欲しいと。近所のアニータに暖房直して欲しいって言われて、一回は断るけど、直してあげることにした。オットーにも情深いとこはあるんやな。喋られへんくらい老いたルーベンとは、なんかありそう。次は一酸化炭素中毒かなんかで自殺しようとする。ソーニャを探してまたホームに来た。食事デート来たけど、お金ないからメインディッシュ頼まれへんかった。ソーニャとそこで結ばれた。自殺は、またメキシコ人のマリソルに遮られるというか助けられる。夫が高いとこから落ちたから、病院に行きたいらしい。子供達の世話をするオットー。絵本の読み方も愛想ないな笑。ピエロ来た。ソーニャにもらった幸福のコインをピエロが手品で違うのに入れ替えた。それに怒ったらしい。翌朝、野良猫が凍え死にかけてた。オットーの家で温めることに。ソーニャの教え子やったマルコムはビラ配りしててトランスジェンダーで、周りにわかってもらわれへんかったけど、ソーニャだけはわかってくれたらしい。オットーは大学卒業して、ソーニャにプロポーズしたんや。線路に飛び降りようとしたら、隣の老人が線路に倒れて、誰も助けようとせんから助けた。自分も、結局助かってしまった。ソーニャが助けてくれてるかのよう。野良猫は、結局オットーが預かることに。メキシコ人の子供に描いてもらった絵も、ちゃんと置いてる。これからベッドは猫と一緒。マリソルにミッションの車の運転の仕方を教えてあげる。口調は厳しいけど、彼なりに励ましてあげてる。ソーニャと引越してきたとき、暖房を助けた夫婦とだいぶ仲良くなったらしい。ルーベンとは因縁があるみたいやな。シボレーとかフォードを買い替えながら競ってたら、ルーベンがトヨタを買ったから終わりやと思ったらしい。夫と外食に行くマリソルに、子供の面倒をみててもらうよう頼まれる。子供達に合格をもらった笑。電車で人を助けたオットーの元に、SNS記者が来る。助けた人のメッセージも聴かずに追い返す。マリソルがいろんなお礼に掃除とかしたいって言うけど、さすがにお節介すぎるか。ソーニャが全てで、他は価値がないと。ルールを守らんD&Mがなんかオットーの心臓病かなんかの話してたけど、なんでそんなこと知ってるんや。子供が産まれる予定やったんよな。もっかい、銃での自殺を試みる。バスに乗ってるオットーとソーニャ。オットーがトイレに行ったらバスが交通事故に遭って、トイレにおったオットーは助かった。ソーニャは目を覚ましたけど、赤ちゃんは助からんかった。今回の自殺はマルコムの訪問によって遮られる。マルコムは父親に出て行かされて、ここに泊めて欲しいと。2人で朝の見回りに来た。家から出て行かされかけてるアニータを助けることにする。やっとオットーは人の力を借りようと試みた。マリソルは本気でオットーを心配してたのに、締め出されたから怒ってる。説明して、ちゃんとわかってくれた。ソーニャが家に帰ってきて、バス会社の不備に関してが全く正当な対応されずに怒った。半年前にガンで亡くなったソーニャを追うために、あんなことしようとしてるらしい。ルーベンとアニータを引き離すように家のD&Mが仕向けたらしい。アニータが秘密にしてたパーキンソン病やってのもD&Mが知ってた。SNSの記者とかマルコムとかのおかげで倒すことができた。そしたら急にオットーが倒れる。マリソルが付き添ってあげて、心臓が肥大してるらしい。バチスタ必要やん。マリソルの子供が産まれそうになる。無事に男の子が産まれた。自分の子供のために買ってた赤ちゃんベッドをあげて、マリソルの赤ちゃんを寝かせてあげる。ソーニャにマリソル達を紹介する。ソーニャの荷物を掃除してもらって、前に進むことにした。もう自殺することはないやろう。体調は良くないみたいや。マルコムに今の車をあげることにした。新車のシボレーを買って、マリソルと子供達とドライブ。もうほぼおじいちゃんやな。3年経って、オットーが毎朝してる雪かきをしてないことをマリソル達が気づく。ベッドで亡くなってた。マリソルに残した手紙を見つける。それが遺書やった。
あの時、マリソル達が来ずに自殺してたら、こんなに悲しんでくれる人はおらんかったやろう。ソーニャと赤ちゃんの横で眠れてよかった。寄り添ってくれる存在の大事さ。なぜオットーがルールに厳しいのか、なぜ他人に無愛想なのかは、愛する人の存在が大きすぎたから。そして最後に死ぬのはすごく良い。あそこでみんなと幸せに暮らしましたとさ、で終わられるよりは納得する。死ぬと言う結末は同じやのに、その間にあるストーリーの濃さが違うから、オットーが何者なのかをよりわからせてくれた。

「オットーを知れた幸運な人達」
野郎ども、次の作品レビューまで港に別れを告げろ。ヨーソロー!

noteでもレビューをしています!
https://note.com/umintyu1018
うみんちゅ

うみんちゅ