えー、まず最初に申し上げておきますとー、私はー、山崎貴という監督がー、苦手であります。
山崎貴を好きな人には申し訳ございませんがー、言葉を選ばずに物言うとー、嫌いです。
それは彼の作品群を見ればー、映画をよく見る人なら誰もが理解・共感をしてくれるものとー、思います。
そんな人間が、周りのこの映画を見た人たちの「絶対に映画館で見るべきだ」という言葉に乗せられて、そこまでいうならと見に行きました。
最初からすごかった・・・。
戦闘機の着陸シーンから最初のゴジラとの戦闘にかけて、すごいものを見せられているとすぐに理解できた。
くそうぅ！山崎貴のくせにぃぃ！！くそうぅ！！
と、終始歯ぎしりしながらスクリーンに釘付けになった。
そしてそんな興奮を抑えるような人間ドラマのパートが始まる。
その薄っぺらさ、初見でも次のセリフがわかるようなテンプレ展開、視聴者をバカにしたようなやる気のなさ。
うんうん。
これこそが山崎貴監督だ。
素晴らしい。
と、りゅういんを下げた。
そして次のアクションシーンが始まると
うおおおお！！山崎貴ぃぃぃ！！くそおおお！！
とまた熱く燃え上がる。
まあ少し誇張はしたけど、おおむねこんな感じの視聴で疲れた。
けど確かにこの映画は映画館で見るべきだということはわかったし、自分もそう思った。
山崎貴監督だということで敬遠している人も、見て損はないと思った。
特に軍事関係が好きな人ならおしっこちびりそうなロマン展開がある。
この監督はアルキメデスの時もそうだったけど、アクションシーンは面白いんだよな・・・。
個人的にはアクションシーン（ＶＦＸ）だけならシン・ゴジラを超えたなと思った。
ラストバトルはツッコミどころ満載でSFというより完全にファンタジーだったが、ロマンで押し切られた。
ゴジラの足音を聞きに行こう。
しかしこのエヴァンゲリオン味はなんだ。
庵野秀明よりエヴァンゲリオンじゃないか。
