エイガスキー

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリーのエイガスキーのレビュー・感想・評価

3.0
人生に迷い自殺未遂まで犯した主人公が自ら精神科へ入院し、そこで自分の"人を笑わせる才能"に気づき医師を目指す。
2年後に見事大学医学部に入学するが、医学部の教えや伝統は主人公の死生観とは合わず、度々問題を起こしてしまい、ついには学部長より退学を言い渡される。

ロビン・ウィリアムズ主演の実話物で不朽の名作。
鼻に付けている赤いのはリンゴか赤鼻のトナカイのおもちゃかと思っていたがまさか浣腸だったとは(笑)。
「医師は死を遠ざけるのではなく生により高い価値を与えるものだ」等、名言も多く頭が良くなった気分にもなれる。
ラストはこの時代のアメリカ映画"らしい"展開で少し冷めてしまったが、そこはほら、ね?
あと、本当にそんな出来事あったんだろうな?本当に実話かそれ?盛ってない?と少し疑ってしまうような恋愛がらみの出来事もある。

また、実在の人物が主人公のモデルだが謎が多い。
自殺未遂をする前は仕事を転々としていたと語られるが、2年で医学部に入学できるだけのお金をどう用意したのか。
医学部に入学した後クラスのトップレベルの成績を取るがなんでそんなに頭がいいのか?
同室のクラスメイトに年齢について揶揄されるが医学部に入学したときの年齢はいくつなのか?
そういった主人公周りのディテールが意図的にぼやかされているように感じて、気になった。

ロビン・ウィリアムズよ。
こんな映画に出ていたのになんであなたの最後は・・・。
いい俳優だった。