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ゴジラ-1.0のTakaCineのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
3.8
【巨獣ゴジラ🔥】
大画面で観るゴジラの迫力が凄かったです!映画館で鑑賞できる方は、絶対に映画館で観て頂きたいです!

真下から見上げたゴジラの威圧感、なんでも踏み潰し、放射熱線を放って全てを焼き尽くしていく絶望感…

まさに破壊王ゴジラ🔥🔥🔥
物理攻撃が全く通用しない、圧倒的な災害級のゴジラ襲来が半端なく凄くてビビってしまいました😰💦

その迫力を体感できたので、映画館で観られて良かったです😂‼️

《秀逸なVFX》
『ゴジラ』シリーズとして37作目になる本作は、『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005)や『シン・ゴジラ』(2016)を手掛けた映像制作会社「白組」が、巨獣ゴジラや破壊される銀座の街並みを見事に再現しています。

以下に、VFX制作記事のURLを載せます(リンク切れの前にご覧になってください🙏)。
https://cgworld.jp/regular/304-godzilla.html

幾重のシミュレーションを行って、緻密なVFXを創り上げていることが分かります。その地道で繊細な作業に、頭が下がる想いです。

特に海上シーンが多かったのですが、水のVFXが本当に凄くて緻密な表現に驚き😮‼️

迫りくる音響も怖かった😰

《戦争後遺症》
本作では大なり小なりPTSD(戦争後遺症)を患った人々が、ゴジラに立ち向かいながら克服する姿を描いていて、そこは感動的でした。

まだ(自分の中の)戦争が終わってない

生き残ってしまった

この国は人の命を粗末にしすぎる

戦争に行かなかったことは幸せなんだよ

これらの言葉が脳裏に残っています(記憶なので正確ではないかもしれません💦)。

少し説明口調が多く、演技よりも台詞で表現しすぎる傾向がありましたが、「戦争体験後」や「ゴジラ体験後」にトラウマになり、何年も後悔や罪悪感や悪夢に苛まれる人々が描かれていて、エンタメでありながら「反戦映画」の様相も強く打ち出していました。

特に日頃は好青年役が似合う、神木隆之介(役名:敷島浩一)が戦争とゴジラでPTSDを発症する様が痛ましい😰💦

やっと戦争を生き残り、少しずつ日常生活を戻しつつある矢先に、突然来襲したゴジラに根こそぎ全てを壊される…

言葉を失いました。
車や人が宙を舞う地獄絵図。

ただ黙ってなすがままではなく、日本政府や他国に頼れない状況になり「俺たちが立ち上がって!」っと民間人が結束する場面が胸熱でした😭‼️

まるで今の日本情勢に対して、政府に頼るより、自分たちで問題解決するべきでは?と示唆している気がしました。

展開のためのご都合主義や分かりやすい伏線回収や大仰な台詞と見え見え演出は気になってしまって残念でしたが、ハリウッド映画みたいな迫力あるVFXと反戦メッセージを盛り込んだゴジラ劇場映画としては良かったのではないでしょうか?

ゴジラ生誕70周年記念作品。

《備考欄》
スピルバーグの「陸」と「海」のモンスター名作映画みたいでした。

カメオ出演で橋爪功さんがいた気が!?

皆さん書いてるゴジラが立ち泳ぎ??

身も蓋もない質問ですけど、ゴジラって何の目的で人や東京を襲うの?

伊福部昭さんのテーマ曲は、やっぱり最高だわ😉!

2024年1月12日から『ゴジラ-1.0/C』(ゴジラマイナスワン/マイナスカラー)というモノクロ映像版も公開されるようです。
https://godzilla-movie2023.toho.co.jp/news/74031235gdde/
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