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ソフト/クワイエットのmfgのネタバレレビュー・内容・結末

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

「ソフト/クワイエット」

ワンカット
人種問題に託けたただの悪質ないじめ…
個人的な不平不満愚痴嫉妬の正当化…
そして狂気…
加速度的に…渦のように…






森の中の教会での集い 会合
(=“アーリア人団結を目指す娘たち”)

差し入れのサプライズのお手製のパイはカギ十字パイ
(教育に悪そう…/消化にも悪そう…/“最初の会合にふさわしいパイ”…?“感謝の気持ち”らしいけど…/“クソヤバい”(改め“おいしそう”)/“単なるおふざけ”にしては不謹慎すぎる…/パイを会合の定番にする提案/(妊婦への配慮…)/グサグサと切り分けられていくパイ…ぐちゃぐちゃになっていくカギ十字…“とろける”というかドロドロの真っ赤なパイの中身…)

“バターって最高よね?”
“おいしいものってなぜ体に悪いのかしら”
←激しく同意



ようやく会合を開けたことに感極まり…
主催者によるスピーチ 兼自己紹介 兼会の方針…?

主宰者(エミリー):幼稚園教諭/



メンバー自己紹介

ガラ悪め女性(マージョリー):
会への参加目的から止まらない不満…愚痴…

書記女性(アリス):

KKK娘(ジェシカ):

雑貨店女性(キム):

いい子ちゃん(レスリー):
…根はいい子感…涙



女子会特有の怖さというか…後ろ寒い感じというか…
(偽物くさい同情とか共感とか褒めちぎりとか…/同調圧力というか…暗黙の了解…?みたいなのとか…/(でも所詮他人事感も…?))

結局自分自身の個人的は不満を人種問題に八つ当たりしてるだけ…?正当化してるだけ…?単なる愚かで哀れな女たちの傷の舐め合い…?

ホワイトボード用のペンで自己紹介のバトンタッチ

ホワイトボードに記されていく会合の方針
・“お見合いの仲介”(ガラ悪め女性の自己紹介より…)
・“メンバー集め”(書記女性の自己紹介より。)
・“女性解放よりも女性らしさを”(主催者の強い主張)

酷い罵倒の言葉…傲慢さ…聖書に対する誤った理解 自分の都合のいいように捉えた誤った自己解釈…
(その誤った思想信条を主宰者本人は正義と確信し推し進めていこうとしてるとこがまた怖い…)

ただ周りからの賞賛が欲しいだけ…?それによって自身の劣等感を慰めて自己肯定感を得たいだけ…?(←しかし偽りの自己肯定感は喉の渇きに対して海水を飲むようなもの…決してその渇きは癒やされず より苦しむ羽目になるだけ…)

議事録に残すのはマズい…?

会報について…
主催者の策略家感…徐々に蝕んでいこうとする感が怖…
意外と過激な書記女性



神父様による退去命令により散会
神父様のだいぶラフな私服…笑

自宅でのワインを薦める主宰者
参加者はガラ悪め女性といい子ちゃんだけ
(不参加者の不参加理由が充実してるじゃん感あるような…)

ガラ悪め女性に対する主宰者の対応が厳しめなような…?
(言葉遣いに対する指摘/誘ってくれたことに対する感謝に対する冷たすぎる対応(スマホいじりながら“他に人がいなくて”)/他メンバーに対するご機嫌な対応との明らかすぎる対応の差/)

ヤバすぎる“敬礼”



差別を主目的として集まった者たちの中で さらなる差別が始まるという皮肉…人間の愚かさ 救えなさ…
他者を見下したり貶めるたりすることで相対的に自身がなんとか幸福感を得ようとしている…?

夫とのラブラブアピール…?
⇔自然体な幸せ感
(反ユダヤ女性の臭いファミリーカー)

若く純粋で 夢や希望に満ち 人間の善性を信じきっているような 世のため人のため大義のために自分も何か貢献しようとするような etc…いい子ちゃんの心が美しすぎる…
(それ故に…なwarningも…?)

いい子ちゃんの純粋な褒め言葉につい本音が出ちゃってる…?



ワインを求めて雑貨店女性の営む店へ…

閉店中の店に来客…そしてトラブル発生…
会合後まさにというか…タイミング悪すぎ…

被害者ぶってるけど加害者じゃん…弱者に対する悪質なイジメじゃん…

義憤に燃えるいい子ちゃん
いい子だけど盲目的で愚かで残念…
真の善悪を見極める智慧が持つことが必要だと思う…

不満顔の夫
妻の真を知る夫…しかし妻の恐ろしき脅迫には逆らえず…

外面的には誰もが羨むような美男美女夫妻…しかし内情は夫は奴隷扱いの服従関係…?




テンションアゲアゲで“嫌がらせ”へ…
道中…

一旦興ざめすれば、その場にいないメンバーの悪口(対象は書記女性)でまた盛り上がり…
リッチな書記女性に対する悪口とか…嫌がらせのターゲットに対する怒りとか…
ただの嫉妬じゃん…

垣間見える主催者の執念深さ



ターゲット姉妹宅へ…
好き放題 やりたい放題…
ほんとにただのクズ…
“ただのイタズラ”じゃ済まされない


ターゲット姉妹帰宅…
リンチ
興奮 雰囲気 空気感 その場のノリ etc…がどんどん人間を狂気に誘っていく…

キャパオーバーな雑貨店女性
→ガラ悪め女性に対する八つ当たり
→ガラ悪め女性のターゲットに対するリンチの過激化…

過激化していく…狂気の濃度が濃くなっていく…
人間性を失っていく…悪魔に堕ちていく…

危機に瀕して妹を庇うターゲット姉の方がよっぽど尊厳ある人間として立派だと思う
人種云々ではなくその心こそが大事

※証拠隠滅
ふざけたノリでの動画撮影に怒
ターゲットに黙秘を脅迫
ターゲットの死などお構いなく家の掃除を命令

ターゲットの死に狼狽え…自分の犯してしまった罪を認めたがらず…責任を押し付け合い…
酷すぎる…醜すぎる…本当に最低最悪…



一呼吸おいて…
レイプを装うことに…

主催者の謝罪によりいい子ちゃんと仲直り…?
“最後の始末”をさせるため…?
→了承(ネットで売る服のモデルを引き受けてもらうことを条件に)



自己保身強く、遊び半分で参加し 酷い事態の招いてしまったことに対する責任に対して逃げ腰の雑貨店女性も最悪…

感情のコントロールが動物並みで 喜怒哀楽激しく 自分がヤバくなったら途端に子羊のように弱腰になるガラ悪め女性も最悪…

こんな酷いことしておいて“なぜこんなことに…”と嘆くなんて…
自業自得だろ!怒
この世でのみならず あの世に逝ってから地獄で更なる責め苛みを受けて自身の犯した過ちを悔いることになる…



わんこは大事に…
深呼吸云々でどうにかなるもんじゃない
立場逆転…媚を売られる側から媚を売る側に…
(尊敬 憧憬の眼差し→犯罪行為に手を貸すことを弱みとして握られ 完全に尻に敷かれ…)
死体…?生きてる…?
苦悶の表情
臭いファミリーカーにあった子供のヘッドライトが思わぬ酷い形(死体処理)で役に立つという皮肉…

湖に沈められた死体…
→生還…!



ラストいい…!
神は悪なる者がうまく立ち回って逃げ果せることを良しとしない!
因果応報 縁起の理法の辻褄があっていく未来を予感させる
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