これは、とても美しい恋愛映画ですよ。
炎と水が出会って心を通わせるけど、それからどうなる? という物語。
なので、人種や性別などの垣根を越えるお話とみることもでき、それはやはり美しい物語に成らざるを得ないでしょう。
水と火が闘ったらどっちが勝つんやろ? と子供の頃結構真剣に考えてた私には、待ってました! という映画でした。
(この映画では闘いませんが笑)
でもピクサーは、そういったファンタジーにいろんなアイディアを持ち込むね。
炎と水、それぞれの特性を活かした動きがあって楽しい。
画もいちいち綺麗で、特に2人のデートシーンは素晴らしい。こんなデートがしたかったよ(笑)。
あとは、この映画、設定からなにから全部いちから作ったんですよね? 凄い。
ちょっと、ここの説明は逃げたなと思った点もありましたが、でも、こういうのを観ると想像力が刺激されます。
でも今回、ちょっとお話をうまくまとめようとしてる感じが強く、そこはピクサーらしくないなと思ってしまった。
炎と水が分かりあえたんだから、現実でのいろんな問題は、もっと簡単に解決できそうな気分になれます。
喧嘩した相手と観ると、より仲良くなれるかも(笑)。
ここからネタバレ。
2人の間に子供ができたとして、どんな子になるんだろ? 続編があるなら、おそらくその子のお話になるはずで、今作よりそっちの方が観たいなあと思ってしまいました(笑)。