馮美梅

「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里への馮美梅のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まず、この作品はアニメ放送された「鬼滅の刃 遊郭編」そして4月から放送予定の「鬼滅の刃 方家事の里編」ということで内容としてはテレビ放送されたもの(される予定のもの)そのまま特に物語的に追加されていたりそういうものはありませんのでそれを承知の上でご鑑賞ください。(テレビのまんまやんという感想と評価は意味ないと思うので)

それを踏まえてですが、今回はライブビューイング付きの上映回で鑑賞しました。劇場がTCX(TOHO CINEMA LARGE SCREEN)と言って普通のスクリーンより少し大きめ(通常スクリーンとIMAXの間って感じ?)で音響がドルビーアトモスということでこちらも通常スクリーンよりも更に臨場感がありましたね。戦闘シーンなどの迫力はもちろんですが、テレビ放送などでは聞き逃してそうな小さくて繊細な音(火事で木が燃えるパチパチという音など)が双方向から聞こえたりしてそれだけでもすごかったです。

劇場用に本編に入る前には過去の作品「立志編~無限列車編」そして「遊郭編」の特別編集のアバンも上映されて、まずそこでウルウルしてきちゃいました。

10話11話何度も見てるけれど、炭治郎と禰豆子の関係、禰豆子は単に守られるばかりではなく、お互いを補って一緒に戦っていこうというに反して、妓夫太郎はあくまでも兄という存在は妹を助けなけばならないと炭治郎に言います。同じ兄と妹の絆、どちらが正しいとかではなく、いろんな関係性があっていいんだと。改めてそんなシーンにウルウルしてきちゃったりして…

遊郭編が終わって、いよいよ「上弦集結そして刀鍛冶の里へ」
まずは上弦会議。無限城のシーンは圧巻でした。猗窩座のシーン、アニオリで猗窩座が無限城を移動するんだけど、いやぁ凄かった。今後で重要なシーンとなる映像が織り込まれていて、原作読んでいる人にとっては「おぉ!」と鳥肌物なシーンでした。

そして上弦勢ぞろい。CVの皆様マジで違和感なかったです。
そして玉壺、原作だと終始キモイ感じなんだけど、アニメは結構いい感じ?映像がエグイ。無惨様が何やら実験みたいなことをしてるんだけど、使われている試験管とかフラスコとかリアルすぎ、そして鬼たちがそれぞれいる位置関係などもわかったりもして色々興味深かったです。

上弦の弐の童磨の瞳の光彩(瞳の色味)上弦の陸の時よりもキラキラ感が増しているように感じました(遊郭編の時は色が結構分かれてるなぁって感じだったけど、上弦の弐になった瞳はその輪郭部分が無くなって全体的にグラデーションがかっている感じ?)

あと、首もがれているのに玉壺ったら無惨様の手に頭乗せてもらえて頬赤らめて喜んでいるし、その後落とされた後も恍惚の表情で顔が喜びでピンクになってるのはアニメだからこそって感じでした(魘夢と同じ匂いを感じるやつだな)

上弦会議の後は、遊郭での激闘の後、炭治郎たちは重体で後藤さんに発見される。後藤さん大活躍、この後半の蝶屋敷のシーン好きなんですよね。
もう最高でした。ここでは原作にはない善逸の任務のシーンも入れてくれていたのは嬉しかったです。

そして炭治郎は鋼鐵塚さんに会うために刀鍛冶の里へ向かいます。この時の鼻栓のシーンは原作みたいにやってほしかったけどね(笑)里の描写も凄かった。蜜璃ちゃんの登場シーンも原作通りで最高。

里の長、鉄地河原鉄珍もイメージ通りだったけど、かりんとうを食べるシーンや蝶屋敷で巨大歌舞伎揚げを食べるシーンでももう少し顔が原作によってくれていると嬉しかったなぁ(個人的に)。

そしていよいよ本格的に登場してくる最後の同期組の玄弥。第一声の「死ね!」からの炭治郎のペッペのシーン(服を瞬時に脱ぐ)良かったです。その前の前歯を拾うシーンもなんかかっこよかったし、玄弥に顔をお湯につけられるシーンのカメラアングルが凄かった。

蜜璃ちゃんとのほのぼのシーン、そして竈門兄妹を応援しているという一連のシーン、原作で何度も見てるのに、花澤さんの声もあるのか動いている蜜璃ちゃんが言ってる姿を見てめっちゃ泣けてきました。

最後、むい君登場で1話は終了となります(自分の予想していた通りだった)が最後にOPソングと映像が流れてきて、もうその映像の一つ一つを見るだけでもう涙が出ちゃって困りました。アニメ勢にはわからないけれど、原作勢にとっては色々グッとくるものがあると思います。

鬼滅の刃のエピソードの中でも人気がないと一部言われたりする刀鍛冶の里編ではありますが、確かに初見だとう~んと思うかもしれませんが、一つ一つ改めて見る何度か見ると、回数重ねるほど味わい深くて、炭治郎の天然ぷりが面白く、すごく面白いエピソードだなと好きになってくれると思うので、これから楽しみにしてくださって良いです。

4月のテレビ放送待ち遠しいです。
馮美梅

馮美梅