劇場版　推しが武道館いってくれたら死ぬのnisuiのネタバレレビュー・内容・結末

岡山のローカルアイドルの推し活を生活の軸にしているファンの話。
原作もドラマも好きなので冒頭のドラマのダイジェストでもう泣いちゃった。劇場版だからといってこれといって特別なこともなくドラマの続き4本立てという感じ。安心して見れたけど、ドラマ初挑戦！とか、深夜枠30分ドラマだと気にもしなかった要素が「これを映画館で…」などと気になってしまったり。
「アイドルだってライブじゃないとファンに会えない」「アイドルはファンのプライベートを知ることができない」というエピソードからは「アイドルとファンは対等である」というメッセージが伝わってきてなんらかのファンである私はなんだかくすぐったくなってしまった。推し武道は全ての現場がこうだったらどんなに平和かと思うほどファンとアイドルの関係性の描き方が美しい。基君みたいなガチ恋勢もちゃんと肯定してくれる。いやまあ文字通り現金な話もちゃんと描くのですぐに我に返るんですけど！
えりぴよが舞菜を想って開発したさーもんぴんくパンのエピソードも良かったなあ。えりぴよが店頭で絶賛アピール中のタイミングで舞菜が店を訪れるシーンをご都合展開と思わずえりぴよまじで一日中やってそうと思わせるえりぴょのヤバさよ。
劇場版だからといって原作無視して武道館に行くなんてこともなく、えりぴよと舞菜が出会った七夕祭りのイベントで終わったのも素敵でした。