メカニック…
精密無比な殺し屋。
ステイサムのクール
且つスタイリッシュな
魅力溢れる作品でした。
アーサーはある殺しを依頼される。それは友人であり、ボスでもあるハリーが標的だった。その時から完璧な殺し屋である彼の運命は狂い始める。
ハリーを演じるドナルド・サザーランドが味がある。ステイサム演じるアーサーとの信頼関係が僅かな言葉で分かるシナリオ、演技力。物語のキーに相応しい名優。針の眼と言う作品を思い出しました。
ステイサムは今作も無類の強さなんですが、トランポーターのユーモアや荒唐無稽さを一切廃した演出により、リアルな存在に。また中盤以降は弟子の存在により、完璧な彼が窮地に立たされる展開に。(とは言え無双ぶりを発揮するための演出ですが) 緊迫感も高まります。終盤の緊迫感、２人の関係には注目でしょう。ラストの苦味もよりリアルな作風には合っていました。
また映像も美しい。アメリカ南部の湖水地帯をオレンジのフィルターがかかったかのような陽の光で映し出しています。徹底してクールなステイサムと対照的な感じでしょうか。
最初の殺しの後のルーティンなんだろうなと思われるステイサムの行動が如何にもプロと言う所が好きです(^^)
ただ…クールな中にもユーモアがあるステイサムが好きなんですよね。007的な。本人も立候補しちゃいますし。あの眼力は凄いですが、笑顔、微笑む顔も見たいなとちょっと乙女のようなことも思っちゃいました…。
