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アンダーカレントのmakoのレビュー・感想・評価

アンダーカレント(2023年製作の映画)
3.5
《生きるための嘘は、罪ですか?》
◎70点

監督: 今泉力哉。
脚本: 澤井香織、今泉力哉。
原作: 豊田徹也。

【𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲】
銭湯の女主人・かなえは、夫・悟が突然失踪し途方に暮れる。なんとか銭湯を再開すると、堀(井浦新)と名乗る謎の男が「働きたい」とやって来て、住み込みで働くことになり、二人の不思議な共同生活が始まる。

私好みの作品かなと思いましたがいまいちハマらず。
フライヤーに、「人をわかるってどういうことですか?」と書いてあったけど、かなえ(真木よう子)の夫・悟(永山瑛太)には当てはまらないと思った。生きるための嘘じゃなく、ただの虚言癖じゃないのかと思った。そんな人をどうやって分かれというのだろう。

冒頭に書いた、「生きるための嘘は、罪ですか?」は罪じゃないと思う。というか、嘘じゃなく言わなきゃいいと思うし。
誰にだって話したくない話はある。かなえもそんな過去を持っていた。

かなえと悟では根本的に違ってたからモヤッとしました。

雰囲気は悪くなかったし、俳優陣の演技は良かった。
特に探偵役のリリーフランキーは上手かった。
ミステリーな感じは悪くないけど、人物設定がいまいちな感じ。
私にはメッセージがあまり伝わりませんでした。
皆さん評価が高いから期待して観たけど…。

アンダーカレントとは、心の奥底という意味。


観客 9人
劇場鑑賞数 #122
2023鑑賞数 #136
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