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終わらない週末のharuのレビュー・感想・評価

終わらない週末(2023年製作の映画)
3.0
有事の際に現れる本性。

週末に田舎の豪邸を借りて家族でワイワイ過ごそうとしていたアマンダたち。ところがビーチでオイルタンカーが座礁したり、大量の鹿に見つめられたり、ネットが繋がらないなど、早速不穏な空気が漂う。さらに深夜に屋敷の持ち主G.H.と彼の娘がやってきて、「街で停電が起こっているので泊めてほしい」と言う。一体何が起こっているのか?

Netflix配信中の終末映画。
世界が崩壊したらどうする?という話。結局本件が災害なのかテロなのか戦争なのか、本当のところは明らかにされませんでしたが、何であれ非常事態ではオフラインが大事ということ。今日から隣人だけでなく、動物とも仲良くしなくては!
さて主人公アマンダは人間不信の神経質な女性で、特にG.H.の娘とは最初からバチバチ。ジュリア・ロバーツは可愛いですけど、本作ではかなり面倒くさいうざいオバさんです。その分夫クレイがお気楽なガス抜き要員ですが、イマイチ頼りになりません。そこへ何やらいろいろ知ってそうな上級国民G.H.が登場。頼り甲斐のある彼を見ていると、情報の重要性を感じますが、未曾有の事態で中途半端な情報はむしろ不安を煽るだけと気づく。
人間は有事の際に本性が出ると言いますが、平時でそこそこ性格悪いアマンダが、思わぬ思いやりや強さを発揮したのが意外!本当は平時を貫いた方が良さそうでしたが、きっとあのあと鹿たちが助けてくれたと思いたい。
面白かったけどちょっと長かった。
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