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テトリスのsunaimaiのレビュー・感想・評価

テトリス(2023年製作の映画)
4.0
原作がたいそう面白かったので。共産圏の国に販売権取得の交渉に行くという設定自体がもうコントなんだけど、映像化も期待通りでした。利害関係がわかりやすくなってる上に、ソ連の有力者をヒールにしたことでドラマ性がグッとあがってる。最後にはカーチェイスまで登場して大いに満足。
テトリスの販売権獲得に取り憑かれた主人公のロジャースの姿は、『ゼアウィルビーブラッド』のダニエルをスマートにした印象。キャストも国際色豊かだし、80年代後期の時代描写にも念を入れている。エンディングに流れるゲームBGMの「トロイカ」とペットショップボーイズのマッシュアップ曲も秀逸。
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