このレビューはネタバレを含みます
自分の大事な人を大事にしないとな
タイトルから想像できるストーリーです、がかなり泣きました笑
二人の出会いからだんだんと二人の距離が縮まっていく過程、そして幸せな結婚生活までが描かれており、その間にチョルスは現場で働くやさぐれた大工から建築家へとステップを踏んでいます。崩れていくとわかっている幸せなシーンを見るのはなかなか辛かったです。すごく幸せそうに描かれているんですよ笑
自分が自分でなくなってしまい今まで積み上げたものが無くなってしまうなんて一番残酷なことです。目の前の人がそんな症状で苦しむのも見ていられないですよね。
もし、そうなったら目の前のこの瞬間を少しでも満たしてあげるしかないですよね。話を聞いて不安を取り除いてあげて、少しでも笑顔で過ごせるようにするしかありません。チェルスは段々記憶を無くしていくスジンにずっとそれをし続けます。私は最後のシーンでもスジンは全部を思い出した訳ではないと思います。でも、好きなものや心地のよかったものは分かるし親切な気持ちや愛情は伝わるんだよ、とそう教えてくれているような気がしました。
チョルスがだんだん記憶を無くしていくスジンを見つめるときの慈悲深い表情がとてもいいですね。優しさが滲み出てます。二人ともいい役者さんですね。
パラサイト、タクシー運転手と韓国映画を見てきましたがなかなか楽しめますね、少し日本映画と演出の仕方が違うように思うんですがそれも見ていて興味深いですね！
