風来坊

ブラッド・チェイサー 呪術捜査線/ブラッド・チェイサー 沈黙の儀式の風来坊のレビュー・感想・評価

2.5
猟奇殺人事件を追う刑事と教授のコンビ物かと思いきや、刑事は心の傷を負っているし暗い感じで思っていたのとは別物でした。
皆さんも言っている通りで意外性のある終幕ですが、噛み合わない教授との捜査に乗り気ではない教授の姿勢で何となく想像は出来るので驚きは薄い。

刑事は1人で良かった気がします。スペインの刑事は入らなかったし、そもそも祈祷師のスペインでの犯行も必要性が低い…。
祈祷師が人間離れし過ぎて現実感に乏しい…。そのくせ呆気ないアレなので何とも言えない気分になる…。

アメリカの刑事が心の傷を抱えているのが肝な話しではあるが、何が何だかよく分からなくなって来るし…最後の行動も何してんねん…。
監督のジョージ・ギャロさんと何か縁があるのか最近はこの人の作品への出演が多いモーガン・フリーマンさん。
監督はその昔に「ミッドナイトラン」の脚本も書いた人でベテランだから、話が合うのかも知れませんね。

モーガン・フリーマンさんの放つ存在感と迫力で何とか形になったような気がする作品。
よく分からん気持ち悪いラストを含め、アフリカのズールー族の儀式とかに詳しければ面白いのかも知れませんが、スリラーとしてハラハラしないので何とも微妙な作品でした。
風来坊

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