こいびとのみつけかたのudonのネタバレレビュー・内容・結末

トレーラーから薄々感じ取ってはいたけど、なかなかにファンタジーすぎてついていけなかった。主人公ふたりが痛すぎて見ていられなかった。

まときみは好きだったんだけど、全然違う印象ですね。

困らせてることに気づいてない感じが、自由じゃなくて自己中だよねって。不幸なことは人を不幸にしていい理由にはならないよ？って。モヤモヤしました。
トワくんは義務を果たさず権利主張してる奴の象徴みたいな。「自分が一番不幸だと思ってんじゃねえよ」的な台詞で若干スッキリしましたが笑。

他人を傷つけたり困らせたりする人が嫌いだからさぁ、主人公ふたりが暴力性を持った加害者側に見えちゃった。自分の中でふたりを受け入れられなかったし肯定できなかった。彼らの人生を邪魔するつもりはないけど見たくない・関わりたくなかった。
変な動物も好きになれなかったし、歌も権利だけ主張する浅はかさを感じ寒く聞こえた。

舞台挨拶で倉くんが「本当に変な人だと見てらんないから塩梅が難しかった」的なことを仰ってましたが、脚本的に本当に変な人すぎて見てらんなくならないようにするのたぶん無理よ！涙
倉くんの顔面がわたしを座席に繋ぎとめましたが。

ファンタジーなんだよなぁ。監督が舞台挨拶で現実逃避の話されてたけど、たしかにこの映画が現実逃避の話であることは間違いない。