このレビューはネタバレを含みます
一生懸命に叫んでいる人見ると泣いてしまうし静かにドデカ感情抱いてる人見ても泣いてしまうので、4回も5回も泣いてしまった。
私だけ置いていくなよ。私にはあんたしかいなかったよ。そんなに脅さなくたって、私にはあんただけ。というシィちゃんの絶望感はとても大きかったと思うけど。
今いない人に会うためには自分が生きてるしかない。大切なひととの大切な思い出と自分を大切にしながら。
お前らと話してる暇なんかねぇんだよ。こうしてる間にもあの子の記憶が薄れてくんだよ。綺麗な記憶だけ残って、本当はあの子のことめんどくせぇって、めんどくせぇ女って思ってたのに。も泣きました。
大切な人との記憶、もうこの世で自分しか覚えていないあの瞬間の記憶、全部忘れたくないよね。
亡くなってすぐは、今まで全然思い出すことなんてなかった出会った頃とか大昔のこととか嫌だったこと変だったこと全部全部思い出すのに。だんだん思い出すことが減ってきて。大事な思い出とか、最近の楽しかった記憶とかだけになって。だんだん思い出すことが減ってくる。
マリコの幻影を見ることも減って、こう言うかな、こう言う気がする、も減る。気づいたら自分は普通に生きていて、洗濯物を眺めているし、人混みの中を会社に向かうし、日常に戻っている。それがまた寂しいのだけど、でも思い出さない日があっても忘れたわけじゃない。大切なまま。
どれだけ心から心配して見せても何も意味なかったと思ったシィちゃん、意味なくなくて、お手紙もらえてよかったね。
笑うとこもあってみやすかったです〜。名乗るほどの者ではありません…からのナリタ商店マキオのスムーズな流れとかおもろすぎて吹き出したwあと、いい人だったんだけどね、別れ際にゴミムシって言われちゃったの。とか。笑わせるのやめてｗｗ(ありがとう)
