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セイント・フランシスのudonのネタバレレビュー・内容・結末

セイント・フランシス(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

幸せな気持ちに満たされながら、ちょっと泣いた。
フランシスがかわいーーんだ。セントフランシスってタイトルも可愛いね。

途中30分くらいまでは、今の自分にはつまらない映画かな〜まぁちょこちょこユーモアあり観やすいから観るか〜とか思いながら観てたんですが、
花火に行ったとこから先、すべての瞬間が最高すぎた。畳み掛けてきましたね〜。

レズビアンを否定する人に正面から家族の愛を見せたのも最高だし、中絶はひどいことじゃないって言い切ったのも最高だし、「私にも感情はある」って電話したのもよかったな〜。最高な瞬間いっぱいあった。

もう、嫌な人間たちも逆にありがとうな。人を平気で馬鹿にして心を踏み躙る奴は犬みたいににんじん食べとけ。ジョーンの方はなんか希望があったし。ありがとう。ありがとう。。

本音を話すことって本当に大事だと思う。でも、本当に本音を話すのって、思ったことすぐ言うのと違って。
真剣に心を傾けて向き合ってくれる他人の前でやっと出てくる、自分でも気づかなかったようなでも本当は思ってたなってことが本音だと思うのよ。で、この映画はそれが改めて沁みた〜って感じ。

主要な人たちが他人に対してあんまり先入観持ってないのがよかったな〜。(例えば序盤のブリジットの「彼氏か彼女はいる?」から始まり。)

社会で立派かどうかなんて本当はどうでもよくて、こういう心の繋がりを持てる人がいるか、それだけでいいと思う。
「怖いことから逃げなかった」、それって社会じゃ評価されなくても十分立派なこと。(本当に辛いときは逃げてもいいんですけどね!)

あと「子どもが見ているから、違いを尊重しないと」という大人、も素晴らしいけど、子どもはそんなの関係ないくらい実は賢くて強かったりするんだよね。
I'm smart. I'm brave. I'm the coolest.
自分も子どもと親しくなったら、その子と一緒に言いたい。大切なときの前にそれを言って送り出したい。
怖いことから逃げないの、smartかつbraveかつcoolestっすわ。

カモンカモンと似ているようなと途中で思ったけど、全然似てはなかった。
カモンカモンはおじ→子どもの心のケアって感じだけど、これは主にフランシス→ブリジットだものね。
フランシス、生理きたころにはきっとブリジットのこと忘れてる、そこは似てると思ったけども。
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