枯れ葉のとみやまのネタバレレビュー・内容・結末

なにか分かりやすく面白いことが起こるわけではないのに、温度感が素晴らしくて、永遠に観ていられる気がした。熱くはないけれど、心地のいい湯加減。小さくて、緩やかで、温かい。良かった。

上演時間80分あたりっていうのも、気軽でいい。オフビートな台詞が散りばめられていて笑っちゃったし、なにより2人映画館で、ジム・ジャームッシュの「デッド・ドント・ダイ」を観に行ったシーン。その後の緩い会話が非常に良い。それにしても、ここ最近の劇中に映画が登場する映画で、一番訳のわからないチョイスだと思う。