このレビューはネタバレを含みます
《作品概要》
有名カーレースゲーム「グランツーリスモ」のトッププレイヤーであるヤン・マーデンボローは、本物のカーレーサーになることを夢見る青年であった。しかし彼は現実を見ろと父親から叱咤されてしまう。
そんなある日、世界中の「グランツーリスモ」のトッププレイヤー達を集めて競わせ、その勝者を本物のカーレーサーに育成しようとする「GTアカデミー」という企画が立ち上がる。そしてその企画にヤンが招待されるのだったが……。
《感想》
○良かった点
・レースシーンの迫力。
車の上に今の順位が表示されたり、コーナーを曲がるときに赤い点線を表示して追い抜くルートを可視化したりと、実際のレースとゲームの演出を見事に融合させた演出にが素晴らしかった。
・キャストの魅力
キャスティングが型にハマりすぎていた。主人公はゲーマーでありながらも最後の方はしっかり1人前のプロレーサーの顔をしていた。コーチも普段は鬼だけど、ここ一番で優しく頼りがいのある熱血男でこれも最高でした。
・ドラマの魅せ方
実話ベースの物語なので、特に変化球はなく思ったとおりにストーリー展開していくのに、こんだけ胸が熱くなれて感涙できるのも中々珍しいものではある。それだけ魅せ方がうまかったんだと思う。
ゲーム未プレイの私でも十分すぎるぐらい楽しめました。これは実話の物語と、グランツーリスモというゲームを見事に融合させた傑作だと思う。IMAXで観たからレースの迫力を存分に堪能できて満足でした。これは皆さんの評価が高いのも納得の作品でした。
