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存在のない子供たちのCHまちのネタバレレビュー・内容・結末

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

《作品概要》
スラム街で暮らす12才の少年ゼインは、沢山の兄弟たちに囲まれて学校にも行けず貧しい生活を強いられていた。そんなある日、ゼインは住んでいるアパートの家主であるアサードを包丁で刺して少年刑務所に収監されてしまう。その後、法廷で姿を現したゼインは「僕を産んだ罪」で両親を訴えると発言する。

《感想》
内容は激重だけど、それだけにメッセージ性が強く見応え十分な大傑作だと思う。

貧困なのに多くの子供たちを産み、そして生活のためなら子供を売り飛ばしまう最低な両親のもとで育ったゼインたちは地獄だったと思う。そりゃ、僕を産んだ罪と言いたくなるのも無理はない。

ゼインを演じた子役の子がもう素晴らしすぎて震えました。喜怒哀楽の感情がもうリアリティがありすぎて目を離せない存在になっていましたね。

この子役の存在がこの作品を大作へと作り上げたといっても過言ではないくらい大きな存在でした。

ラストのゼインの笑顔が今までの苦労と悲しみが滲み出ていて複雑な気持ちなった。今後も忘れられない表情になるでしょう。
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