このレビューはネタバレを含みます
《作品概要》
孤島にある精神病を抱える犯罪者を収容する施設、アッシュクリフ精神病院で脱走者が出る。脱走者は女性で名前はレイチェル・ソランド。そこで、連邦保安官のテディとチャックが精神病院があるその孤島(シャッターアイランド)を訪れ、捜査をはじめるのであったが……。
《感想》
「モンスターのまま生きるか、善人として死ぬか。どちらがいいのか?」
最後のセリフで全て持っていかれましたね。
ラストシーンについては、主人公のテディは過去の出来事があまりにも耐え難いもので、感情をなくすために自らロボトミー手術を受けに行くと私は捉えました。
でも、その他にも色んな考察ができそう。最終的に視聴者に委ねる作風も私は好きでした。
正直、テディの言動が怪しく彼の妄想なのではというのはある程度早い段階から気がついてはいたのですが、どこが妄想でどこが現実なのかを判別するのは難しかった。なので、なかなかに見応えある作品だったと思う。個人的には全く飽きずに観られました。
精神病を抱えるものの苦悩と、ミステリー要素をうまく融合させた作品。個人的に記憶に残るラストシーンランキングで上位にランクインする作品になりました!