このレビューはネタバレを含みます
《作品概要》
多くの人類が亡くなった世界。デルはその世界で唯一の生き残りであり、図書館の跡地で暮らし亡くなった方の家の清掃や遺体を埋葬しながら日々の生活を送っていた。そんなある日、とある家の前に止まっていた車の中に生き残りの少女グレースを発見する。自分以外に生き残りがいたのかと驚いたデルだったが、この荒廃した世界でグレースと一緒に生活することになり……。
《感想》
結局、多くの人類が亡くなった原因は分からずじまいなんですね。
辛い過去を忘れて今を楽しく生きるか、過去と向き合いながらも懸命に生きていくか。
個人的には前者も過去にとらわれず幸せなら全然ありだと思うのだけど、主人公たちは後者を選んだ。果たしてどちらが良いのだろうか？
こういう観る人に問題提起するような作品好き。
デルのキャラがいい。寡黙なんだけど根は優しい性格なのが伝わってくる。
全体的に地味な作品だけど、中々面白かった。突然BGMがなったりとちょっと違和感があるところは気にはなったけど……。
