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絞殺魔のskkのレビュー・感想・評価

絞殺魔(1968年製作の映画)
3.5
実際に60年代に起きたボストン絞殺魔事件を元とした映画

前半は分割画面&変態のオンパレード 変質者を警戒する婦人のところの凄まじい画面分割(最大7分割ぐらい?)とかは非常にかっこ良いな、と思いましたが、なんかそこ分割する必要ある?というところまで執拗に画面分割されてきます
前半は捜査の過程で変態が過剰に出てきますが、これは何だったんでしょう笑 なんか胡散臭いESPの専門家まで出てきて、なんかそれっぽいこと言った割にやはり変態を見つけてしまいますし(ハンドバッグをどう使うのかが気になる!)

後半はついに捕まった絞殺魔(シリアルキラーの歴史を見ても、どこかで仕留め残ってボロが出る、という展開はありそうですね)の捜査に焦点があたります
ただ、犯人特定までがなんかとても雑な気がしたし、いきなり二重人格かよ!そんな素振りあったか!?という気はしましたが、こうした精神状況&その探索を映像として表現しようとしたのは当時としては革新的だったのかな、と思います これ容疑者の俳優演じるの大変だっただろうなー
ついに自分のしたことを思い出した容疑者が白い部屋で立ち尽くす&BGMとして息遣いだけが聞こえてくる中でのエンドロールは非常に不気味で、印象に残らざるを得ませんでした
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