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くるりのえいがのスエのレビュー・感想・評価

くるりのえいが(2023年製作の映画)
3.4
くるりとは同世代。並走して聴いていてそれなりに思い出はあるけれど、『ワルツを踊れ』くらいで止まっていて、そしてかつ「ロックバンド」全般とも暫く距離ができているので、今回のオリジナルメンバー・もっくん復帰に際し、同じようにブランクのある立場で鑑賞。

社会人のキャリアとしてほぼ折り返し地点。人生に折り目をつけても、真ん中か3分の2に相当するお年頃で、程よく区切りなのでオリジナルで集まってみるかという動機は何だかわかりみがあります。同窓会は決して悪いものではない。

インタビューも注釈の字幕もほぼ無い観察映画でしたが、どの地点で発見があるかな?と思っていたけど、フレッシュなシーンは無くて、ドキュメンタリー映画の評価としては渋くならざるを得ない。
少なくとも私が知りたい、メンバーの心境やオリジナルメンバーだからこそ起きた特別な何かは示されなかったと思う。メンバーチェンジも多く、常に「現在」を見せるくるりらしいとは思いました。
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