みかぽん

ナポレオンのみかぽんのレビュー・感想・評価

ナポレオン(2023年製作の映画)
3.8
ナポレオンについて、鑑賞前には、コルシカ島生まれ。領地拡大でユーラシア大陸を駆け巡り、その戦績から皇帝になり、冬のロシア行軍で大敗し職を追われて島流し…位しか浮かばなかったけど、今回はその点や他の点がそれぞれに線で繋がったので、かんなり興味深かったですっっ

戴冠式の絵画そのままの壮大な動画も圧巻だったし、歴史の伝えでは嫁ジョゼフィーヌは悪妻で括られていたけれど、当時主には愛人や現地妻は当たり前と考えれば、現代のフェミニズム的流れから言えば?全然お互い様(?私見?😅)。それよりイギリスのチャールズ現国王が執念で?カミラ現王妃への初恋を実らせたが如く、どうしてそんなにナポレオンは彼女に骨抜きなのかが女子的には興味津々だった🤣🤣…。

てことで、外面は領土拡大を命題に皇帝にまで上りつめた男なのだけど、内面は嫁に首根っこ掴まれて完全に足元見られてる様がかなり滑稽(失礼)に思え、これとは逆に、外面やたら低姿勢なのに家の中ではゴリゴリの暴君、なんてのもたまに聞く話し。なのである意味、世の中には変なバランスがあるのかもなぁ、などと余計なことまでつらつら考えました(笑)。

冬のロシア行軍で大敗し、その咎で島送りになるも再びパリへ戻り、しかし次の派兵先ではまるで捨て駒。死んで来てくれの扱いで、イケイケの薩長連合に五稜郭まで追われた幕府軍みたいな展開のまま完敗。でもって今度こそ万事休す。
日本人ならきっと、死ぬまで戦う!あるいは敵により斬首😱💧の展開でしょうが、結果、今度こそは完全無欠の島流し決定(これって軍人同士の武士の情け的紳士協定って感じなんですかね。よく分かんないけど…💦)。

もとい。ナポレオンのことを改めて知れて面白かったし、ホアキンは以前にもリドリー・スコット監督でローマ皇帝を演じてますが、きっとそれが大満足の末の再オファー。であれば、今回も監督は大大大満足❣️❣️のナポレオンですよね。
それはもう、間違いなしです😁😁っ
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