たけちゃん

インビクタス/負けざる者たちのたけちゃんのレビュー・感想・評価

4.5
神よ、アフリカに祝福を!


クリント・イーストウッド監督 2009年製作
主演モーガン・フリーマン、マット・デイモン


お久しぶりです!
あ~、今週、忙しかったなぁ😂
映画も観れないし、コメントの返信も出来てません(T_T)
ゴメンなさい(´;ω;`)ヒーン

ようやくちょっと抜けましたぁ。早く週末になって~って考えながら生きてました( ¯−¯ )フッ



さてさて、今日はシリーズ「今日は何の日」ですよ
本日、8月24日は「ラグビーの日」なんですよ!
( っ'-')╮ =͟͟͞͞🏈⊂(゚Θ゚ ⊂)



みなさん、ラグビー🏈はご存知ですか?
ラグビーと言えば、やっぱり五郎丸選手でしょうか?
僕もその程度の知識しかありません(´••)シュン…
でも、今シーズン、五郎丸ポーズを辞めた五郎丸選手には、ちょっと寂しさを感じましたよね~( ¯−¯ )フッ


で、なんで8月24日が「ラグビーの日」なのかと言うと、1823年8月24日、イギリスのパブリックスクールであるラグビー校で、サッカーの原型であるフットボールの試合中にボールを持って走った生徒がいることが起源とされています。


え~っ、ウソでしょって話ですよね(笑)
それって、ただのルール違反‼(•'Д'• ۶)۶
ルール守れないダメなやつの話ですわ😬

でも、嘘のようなホントの話なんですよ~。
意外と有名なストーリー\(^o^)/



さて、そんな「ラグビーの日」にレビューするのは、こちらも実話の「インビクタス~負けざる者たち」
もう、大好きな作品なんです、これ(๑•̀ •́)و✧



監督はクリント・イーストウッド
フィルマでもファンの多い監督ですが、僕はあまりレビューをあげられていません。でも、好きな作品は数多とあります😊。いずれ、イーストウッド祭りを開きたいものですなぁ( ¯−¯ )フッ


脚本家は南アフリカ共和国出身で、ネルソン・マンデラに対する自分自身の誤解を解くためにマンデラ大統領のことをすごく学んだそうです。僕は、こうしてアフリカーナー(アフリカ系の白人)が脚本を書いたというのが、すごく良いと思いました。


さて、今作はもちろんラグビーの映画なのですが、ただラグビーの試合を作品にしたものではありません。ラグビーの試合シーンももちろん素晴らしいのですが、その背景が重要なんです( ˘ ˘ )ウンウン



突然ですが、南アフリカ共和国はご存知ですか?
昔、社会科の授業とかで習ったでしょうか……。
アパルトヘイトと呼ばれる隔離政策を推し進めていたため、世界中から非難されていた国として知られていますね。


僅か15%程の白人が残りの有色人種を支配する。
そんな許されないことが僅か20数年前まで法律で認められていました。
日本人は名誉白人として特別扱いだったそうで、それを聞いて、正直、自分を恥じましたよね。なんだよ、名誉白人って٩(๑`^´๑)۶プンスカ


僕が学生の頃は、まだ南アフリカ共和国でアパルトヘイトが行われ、この映画の主人公の1人、ネルソン・マンデラは獄中でした。生きて出られるのか、その身を案じていましたよね。

僕は特に、マンデラに並ぶ運動家のスティーブ・ビコを描いた「遠い夜明け」の衝撃が大きかった。ビコは獄中で亡くなるんです……。
それ以来、すごく勉強しました。


マンデラは1962年に投獄され、実に27年間を獄中で過ごします。いつ、ビコのように獄中で亡くなってもおかしくなかった。しかし、幸運なことに(投獄は幸運ではないけれど)、生きて釈放されることになりました。



ネルソン・マンデラを演じるのはモーガン・フリーマン
マンデラが自伝を出した時に、もし、映画化されるなら誰に演じてほしい?と問われ、本人がモーガン・フリーマンを指名したと言われますが、素晴らしい演技でした
( ˘ ˘ )ウンウン


そして、南アフリカのラグビーチームの主将フランソワ・ピナールを演じるのがマット・デイモンです。がっちりと鍛え上げた体に説得力がありました(*òωó)ノ ウォ-カックイィ



映画は1990年、そのマンデラの釈放から始まります。道路を境に貧しい黒人の子供はサッカーを、裕福な白人はラグビーを行っている。片や身なりよくユニフォームを着て、片や整地もされていない荒れたグラウンドで。

その間をネルソン・マンデラを乗せた車が走ります。その二つの世界をつなぐ架け橋として。

ネルソン・マンデラ大統領の誕生です。



そして、この作品のもうひとつのポイントはラグビーの試合シーン\(^o^)/


南アフリカ共和国のラグビーチームは「スプリング・ボクス」、通称「ボカ」と呼ばれます。チームカラーはグリーンとゴールド。

実は、このボカのユニフォームとチーム名は黒人たちにとって、アパルトヘイト、すなわち白人の支配の象徴だった。だから、ボカを応援する黒人はいなかったし、ラグビーをする者も無かった。


だから、新しい国からアパルトヘイトに繋がるものを全て無くそうとする国民に対し、マンデラ大統領は自分たちを虐げていたものをも許し、受け入れていくことを訴えるのです。


そんな中、開かれるラグビーのワールドカップ。
マンデラ大統領はこのイベントを通じて、国民の心をひとつにしようと考えるのです。

映画が進み、試合が進むごとに、みんなの心が近づいていく。こういう撮り方がイーストウッド監督は実に上手い。過度な演出はせず、淡々と進むのだが、実に心に染みる。


決勝の対戦相手はオールブラックスと呼ばれるニュージーランドチーム。当時、世界一と言われたチームです。

試合前に踊る「ハカ」と呼ばれる戦いの舞が印象的ですね。覚えてます?「ワイルドスピード アイスブレイク」でドゥエイン・ジョンソンが娘のサッカーチーム(真っ赤のユニフォームで、オールレッズでしたね)の試合前に踊っていたやつです(笑)


一進一退の攻防の中、とうとう決着が。
これが実話だというのですから、驚かされます!


最後はご自分の目で確かめてくださいね。



マンデラ大統領がどんな人物なのか
また、紳士のスポーツと言われるラグビーがどのようなものなのか
人と繋がり、理解し合うというのがどういうことなのか

そんなことが伝わる秀作です(๑•̀ •́)و✧