たけちゃん

オアシス:ネブワース1996のたけちゃんのレビュー・感想・評価

オアシス:ネブワース1996(2021年製作の映画)
5.0
これは歴史だ……


ジェイク・スコット監督 2021年製作
主演:オアシスおよびそのファン


なんてエネルギーに満ちた映画でしょう……!
画面いっぱいがロックのエネルギーに溢れていて、圧倒されました!
コロナ禍という状況の中、ライブに行くことも叶わない今ですが、そのフラストレーションが解消できるほどの圧倒的な多幸感。映像越しのライブでこれほどのパワーはなかなか得られません。
劇場の音響や音量も満足のいくものでしたが、それ以上に、映像から伝わる迫力とその場にいるファンの高揚が見事に伝わる編集が素晴らしい。
ロック映画としてこれ以上ない仕上がりでした。

地元の劇場では、10人ほどの入りで、周りに全く人がいなかったため、立ち上がりこそしませんが、全身でリズムを取って観ていました。本当に楽しい、あっという間の2時間でした。


個人的な話になりますが、1994年にオアシスがデビューし、このネブワースのライブが行われる1996年にかけて、僕はまだオアシスに出会っていません。
僕が結婚したのが1994年で1996年に長女が生まれる時期、全く音楽などから遠ざかっていました。特に、娘は1996年9月生まれですので、それどころではなかったです😱

なので、オアシスに出会うのは1997年発表の3rdアルバム「Be Here Now」なんですよね😅
兄弟仲が悪かった時期のアルバムで、本人たちはあまり好きじゃないようですが、僕は今でも大好き。アルバム発表前なのに、このネブワースでも数曲披露されていてびっくりした😳

このライブに参加した25万人ものファンは、10代から20代が多いと思うので、僕より少し下の世代なんだと思うけど、一緒に時代を過ごせた人たちは幸せだよねぇ。それが映画からも伝わりました。
僕ならクイーンやエアロスミスがそれに当たるかな?ザ・青春( ˘ ˘ )ウンウン







さて、映画です。そして、音ネタ💩ウンチクンです。

1996年8月10日および11日に、イギリスのネブワースパークにて行われたオアシスの伝説ライブの映画化です。これが今まで映像化されていなかったことも驚きですが、この映画は2日間のライブをドキュメンタリーとして編集したものです。全編ライブではないのですが、111分間の多くはライブ映像ですので、その満足感はかなり高いです。オアシスのライブが観たかった!という方にも満足してもらえる内容でした。

しかし、それ以上に当時のオアシスを取り巻く状況や熱狂が見事に切り取られていて、ものすごくエネルギーを感じた作品になっていました。映画として、それが素晴らしかったです。


実は、11月19日に、このネブワースのライブの完全版が発売されます。2日間のライブを完全収録したもので、本当にフルライブが楽しめますので、ファンならマストです。
また、今日、公開された映画は2枚組CDと共に発売されるようで、僕はそのどちらも予約しちゃいました(ˆωˆ )フフフ…シアワセ
CDのDXエディションは24pの豪華ブックレット版。買うしかないよね( ˘ ˘ )ウンウン

映画のプロデューサーにノエルもリアルも名前があったので、少し兄弟の仲も戻ってきたのかなぁ……なんて思ったのは僕だけ?再結成しなくても良いので、兄弟仲良く立つ姿がまた見たいなぁと思っていましたよ。


あと、このネブワースでのライブの前座にオーシャン・カラー・シーンやプロディジーが出ていたと知って、そっちも観たかったなぁ……なんて欲張りな気持ちも湧きました(*^-^*)ゞテヘヘ

それに、ストーン・ローゼズのジョン・スクワイアが出てきたのは痺れたなぁ。ストーン・ローゼズは1996年に解散していて、このタイミングでライブに出るとはすごいです。ジョンが参加した「シャンペン・スーパーノヴァ」はライブのクライマックスでしたね。

あと「アイ・アム・ザ・ウォルラス」はジョンが乗り移っていた。ジョンの丸メガネをかけたリアムの顔が一瞬、ジョンに見えましたよヽ(*^^*)ノ



曲解説は野暮なので、ライブの興奮だけ伝えて、今日はこのへんで。9月30日まで公開中のようですので、この機会に是非ご覧下さい✨