俺はロックンロール・シンガー……
チャーリー・ライトニング、ギャヴィン・フィッツジェラルド監督 2019年製作
主演リアム・ギャラガー
勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、9月21日は元オアシスのヴォーカル、リアム・ギャラガーの誕生日です。
実は、明後日9月23日に期間限定で「オアシス:ネブワース1996」が劇場公開されますよね。僕も絶対に行きますが、その前にオアシスについてのレビューを上げるのも良いかなぁ……と思っていたところ、ナイスタイミングで誕生日が来たんです(笑)
オアシスそのものについては、以前の「オアシス:スーパーソニック」のレビューで長々書きましたので、今日は最近のリアムについてのみ語ります✌😚🍺
【リアム・ギャラガー】
1972年9月21日、イングランドのマンチェスターで生まれる。5歳年上の兄はノエル・ギャラガー。
アル中気味で家庭で暴力を振るった父に怯える子供時代を過ごし、母が父から逃げるために子供を連れて家を出、その後は苦労して育てたらしい。
なかなかアバンギャルドな少年時代を過ごし、18歳で音楽に目覚め(ストーン・ローゼズがきっかけ)、友人とバンド、ザ・レインを結成。後にこのバンドにノエルが参加してオアシスへと発展していくんですね。
音楽的には、特にビートルズの影響が強く、それは曲からも感じるけど、自分の子供に"レノン"と名付ける程の信奉ぶりで、映画「イエスタデイ」でビートルズがこの世から消えた時、オアシスも消えたのはこの辺が理由だよね(ˆωˆ )ﾌﾌﾌ…
2009年に盛大な兄弟喧嘩の後、ノエルが脱退してオアシスは解散。途方に暮れ、残されたメンバーで新バンド、ビーティ・アイを結成。アルバムも2枚発表するも2014年に活動停止。
打ちひしがれたリアムは引退を宣言し、音楽業界から距離を置きます。この間に妻との離婚などもあり、どん底に。
その彼を支えたのが、現マネージャーでもあり、私生活のパートナー、デビー・グウィサー。今が1番幸せのようで、それは音楽からも感じるよね。彼女に会えて良かったね、リアム。
さて、映画です。
オアシス解散後からソロとして復活するまでのリアムの10年間を追ったドキュメンタリー。
映画タイトルの「As It Was」からも分かりますが、リアム復活のソロアルバム「As You Were」と抱き合わせのような映画で、これを観ると、当時のリアムが本当によく分かります。
僕はオアシス、大好きで、本当に解散がショックでしたが、それでもノエルのバンド、ハイ・フライング・バーズのアルバムが良かったので、結構満足していたんです。
やっぱり、オアシスのソングライティングは、ほぼノエルですし、彼の書く曲が好きだったので。
また、メインヴォーカルはもちろんリアムですが、ノエルの歌う曲、例えば「Don't Look Back in Anger」なんかがめちゃくちゃ好きな僕からすると、ノエルのバンドと歌でもOK！みたいに思ってました。
逆に、リアムの素行が嫌いだったので、ビーティ・アイもソロも全然聴いてこなくて、この映画のためにアルバムに耳を通した感じです。ビーティ・アイの1枚目「Different Gear, Still Speeding」なんか、持っているのに封を切ってもいないというね。発売以来で開けましたよ😅
で、結論は……
リアム、本当にごめんなさい😭😭😭
めちゃめちゃ良いアルバムでした。
やはり、こうして聴くと、オアシスって、リアムの声も大事だったんだ…と当たり前のように感じました。
なんてスター然とした歌声。
特に、ソロアルバム「As You Were」のリードトラック「Wall of Glass」は、ひと声聴いただけで打ちのめされました😤
映画はこの「As You Were」での復活までを描くものでしたが、また、リアムの人となりがよく分かる映画になっていて、リアムに対する数々の誤解も解けましたね。実は、とても良い人間なんだなぁ……と。ただ、弱いから薬やアルコールに頼るし、自己防衛のために悪態もつくんだと理解出来ました。
本人もこの期間に自己反省して、きちんと自分と向き合って戻ってきたので、すごく健全になりました。以前のロックスター然とした姿は、今のリアムにはありません。
寂しく思う人もいるのでしょうが、僕は大歓迎。
今のイギリスの若者が熱狂的にリアムを受け入れる姿を見て、親世代のスターなのに、改めて凄いなぁと思いましたよ。だから、余計に子供世代の良き手本でいて欲しい。
酒に女に薬……というのは過去のロックスターの姿ですからね。
ファンにしか興味が無いかもしれませんが、素のリアムを知ることが出来る良いドキュメンタリー映画です。
さぁ、これを観て、リアムに対する思いも深まりましたよ。いよいよ、明後日、伝説のネブワースライブです。めっちゃ楽しみ😊
リアム、49歳の誕生日おめでとう🎊
