伏見の剛力

DOGMAN ドッグマンの伏見の剛力のレビュー・感想・評価

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
3.7
リュック ベンソンの前作アナはルークエヴァンスと キリアンマーフィーと主人公が三角関係だったぐらいしか記憶が無くタイトルがDOGMANでポスターの感じからして連想するのはジョンウィックパラベラムのハルベリーでしょうか。

しかし 蓋を開けてみると女性ではなく男性でしかも車椅子に乗ってるではありませんか予告編見て無かったんで驚きましたね。

しかもリュック ベンソンですから当然バトルにも発展して車椅子のDOGMANがクララ状態でギャングと一悶着からのやり合うというサーチの監督作のRUN同様無理ゲー街道まっしぐらな内容であり大変見応えがあるのであります。

冒頭犬を何十匹も乗せたトラックで負傷した主人公のダグラス?なにラスでしたっけ?が警官に捕まり警察署で精神科医と会話しながら過去を遡る構成でシャーリーズセロンのアトミック ブロンド 方式で物語が展開されます。

いつの時代だよってくらい主人公が闘犬を仕事とする父親から虐待を受けていてそこからなんやかんやあって現在に至るのですがもう前半部分は犬の要素抜きにしてもいいんじゃない?ってくらい話が良いんですよネタバレになるんでなんも言えないですが。

後半になってより一層犬要素が色濃く反映されていきますがその犬の知能指数がピクサーやディズニーアニメのそれに近い高さでダグラスの言葉が完璧に理解できてるとしか思えない動きをするんですよ。

砂糖何百グラム、卵2個っていうだけで取りに行ってくれたり多分事前に写真見せて覚えさせて犬を放ち遠くの物を取ってこさせたり相手の動きを観察して絶妙な間で次の行動に移すだとかどう考えても哀れなるものたちのウィレムデフォーに人間の脳を移植されたとしか考えられません。

フライパンの縁をおたまみたいなやつでカンカンと鳴らしただけであんなことが起きたりダグラスはどんな訓練を犬達に与えたのかその背景が気になるところではありますがそこをもっと描けよとは言わせないんですよこの映画。

なぜなら序盤で訓練されてない犬にある車の写真を見せるシーンがありそれからのダグラスの言葉通りに考えると犬と通じ合ってるからこれだけなんですよハリーポッターが蛇と会話できるようにアクアマンが魚と会話できるようにダグラスは犬と会話できるといういたってシンプルなのでそりゃ理屈なんてありゃしませんDOGMANなんですからタイトルに偽りなしでした。

ダグラスの白塗りが時折ジャックニコルソンのジョーカーに見えたり女装姿がロバート・ダウニー・Jrのシャーロックホームズシャドウゲームの女装姿に見えたりでも喋り方や声のニュアンスがラミマレックっぽくもありもっと言えばデインデハーンっぽくもある不思議な役者さんで調べると8作品ほど見たことある映画に出ていたらしいのに全く記憶にありませんでした。

ロバートダウニーJrねぇ〜初のアカデミー賞受賞でアドレナリン分泌し過ぎて周りが見えなくなってしまったんじゃないでしょうか。

私もラルクのライブで開演までまだ時間あるからもう一杯酒飲もうつって友達が物販並んでる間にローソンの長蛇の列に並んで酒買ったんですよ。

で、物販から帰ってきた友達に長蛇の列やけど並んで買い〜なと待ってる間青い空を眺めながら酒のんでたんですよ。

ふとなんで俺はLINEして友達の分まで酒を買わなかったんだろうかと青ざめて謝りましたからね。

アルコールが回ってたようにダウニーもアドレナリンドーパミンでハイになってやらかしてしまったとそう……………………………………………………………………………………………………………………………………思いたいですね〜。

とりあえずマダムウェブやプロフェッサーXも霞むほどの車椅子のダークヒーローDOGMANの誕生ですとくとご覧あれ。
伏見の剛力

伏見の剛力