とりん

機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 運命の業火 HDリマスターのとりんのレビュー・感想・評価

3.4
2024年17本目

ガンダムSEED DESTINYの総集編第3弾。
DESTINYは4部作になってるからSEEDよりも詳細に描けてるとはいえ、一番大事な部分がしっかり描ききれてないなぁという印象。
大筋はすごく読み取れはするんだけど、細かいところが気になりすぎる。
ネオがムウとどう繋がったかとか、シンがステラとは恋中ではなかったとはいえルナマリアとくっつく間が無さすぎて、どうしてそうなった感が強い。特にムウの話はあまりにも端折りすぎる。そのくせアスランに絡むシーンが何度も出てくるし、それならちゃんと説明してほしい。

とはいえ、今回はこれまで以上にシンにしっかり焦点が当てられ、ステラとの悲しい別れが描かれており、そこは見どころのひとつではある。
ただテレビシリーズの時もそうだが視聴者があまりにもイライラしていたピークがまさにこの辺だと思う。いやその前から大概ではあるけど、ここまでくると呆れるレベル。何がと言われると全部と言いたくなるほど。ホントに軍人かと問いたくなる。こんな子どもが軍で第一線にいるということは悲しいことではあるけど、彼自身自ら軍で戦うことを決めてるのだから、ちゃんと従うべきであるし、自分の意志を持つなら持つで芯を通すべき、らそれがあまりにもグダグダでいばり散らかし、その時の感情に任せて、難しくなればその場にいる都合の良い方に流されていく。これでは観ている側も苛立つのも無理はない。総集編だからこれまでは和らいでたが、流石に今回は無理だったか。
これに加えてオーブのあのアホ長官ときて、それがぶつかるからもうカオスだよね。

話すら蛇足な部分が多いのに、キャラが悪い方に立ち過ぎてる。総集編じゃストーリーカバーは結構難しい気もする。
あとメインキャラの生き残り方があまりにも雑にご都合主義すぎる。これテレビシリーズではちゃんと説明あったかな。ぶっ飛びすぎて、メインだから生きてます感がすごい。
とりん

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