とりん

バッド・チューニングのとりんのレビュー・感想・評価

バッド・チューニング(1993年製作の映画)
3.4
2024年20本目

夏休み初日に浮かれる高校生たちを描いた作品。
こういう青春おバカムービー的な作品は定期的に観たくなるものだ。
アホみたいに騒ぐものもいたり、ノスタルジーな雰囲気を出すものもいたり、パーティーの雰囲気に馴染めずに二の足踏んだりするものもいるけど、それぞれが良い感じのキャラに仕上がってるし、良くも悪くもみんな薄味。そんな深掘りはしない。
でも刺さるところは刺さったりする。みんな決められたルールの中で生きてるんだ的なセリフはこんな時代から言われてるんだな。
中学卒業からこんなバカ騒ぎしたりもするんだなと改めて思う。中学卒業組は地味な雰囲気のパーティーで高校生たちはヤクも酒もたっぷりなバカ騒ぎと結構格差はあるな。
最初は上級生と新入生で変な通過儀礼みたいなのがあって、いつの時代も嫌だなぁって見てたけど、ちゃんとそれもひとつの交流機会としてちゃんと手を差し伸べて仲間に入れて、一緒にパーティーを楽しむ姿は良く映った。
やはり海外のこういうのは少し憧れあるなぁ。自分ももっとやればよかったなって思う時もあるけど、あの時はあの時で割とはしゃいでたなと感じてたり。
何はともあれ出演者がとにかく多い。しかも若い子ばかりだから、結構顔の見分けがつかなかったり。あの子がさっきの子で、さっきのはこの子じゃない?みたいなことがチラホラ。
でも若かりしトップ俳優たちも出てたりしてる。ミラ・ジョボビッチ、ベン・アフレック、マシュー・マコノヒーがその中でも特にだろう。最後に答え合わせのようにエンドロール前に出演者紹介あるのも楽しめた。
主役とも言えるジェイソン・ロンドンがカッコよかったな。最後のコーチに誓約書突き返して、サインはしないけどフットボールは続けると言い放った一言が素敵すぎた。
とりん

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