とりん

便座・オブ・ザ・デッドのとりんのレビュー・感想・評価

便座・オブ・ザ・デッド(2013年製作の映画)
2.9
2024年23本目

トイレの配管工事中にゾンビ発生し、トイレに閉じ込められて、どうにか脱出をはかろうとする話。
これまで数々のゾンビ映画があるが、こんなミニマムでワンシチュエーションな作品もそうはないだろう。しかもトイレというところが発想勝ちなところはある。
ただストーリーとしては平凡というか捻りも特になく、2つ隣に同じく立て籠った女性とのやり取りで主人公の過去やその女性の悲しき過去なんかも出てくるが、ひとつの設定要素という感じで、共感や同情はなかったかな。
もっと上手く立ち回れよとかそうはならんだろというツッコミどころ多いのは、ご都合主義含めてゾンビ映画としてまぁご愛嬌なところはある。
個室に立て篭もる以外のトイレ要素をもっと見せて欲しかった感はある。便座で頭を潰す以外目新しさはなかったし。せっかくなら便所モップで戦ったりとかもあっても良かったのでは。
でもあのシチュエーションだからこそ見えない相手と励ましあったりできたんだろうな。声で分かれよというところもあるが、最初に顔見たり一緒にいたりするとこうは立ち回らなかったし、同情的な面も薄かったのかも。
エンドロール後のくだりは無駄に長回しすぎた。それならジェフとヘザーに食べられるのを見せつけた方がまだ良かった。
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